僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

好きだった人に別れを告げたばかりの状態で出会った男性

私はマッチングアプリで出会った27歳男性、Tさんに別れを告げた後も、新たに男性を探し続けていました。そして2日後、ある男性とマッチしたのでした。
私は、Tさんと別れて目の前が真っ暗になってしまったように感じていました。この新しい出会いはそんな私が前を向いていくために必要だったのかもしれない、と思っています。

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夜明けが来るまで、あともう少し

Tさんに振られた後、少し休んでからアプリを再開しようと思っていました。でも私は思っていたよりも冷静でなかったようです。やめようと思いながらもアプリを開くとTさんの面影を残したその男性からいいね!が来ていました。職業はTさんと同じ教育関係。さらに性格診断を見てみると、連絡の頻度が少ないタイプのようでした。私もこまめに連絡を取らない方なのでちょうど良さそうだ、と思いました。前回Tさんとやり取りしていたとき、連絡の頻度が多くて悩んでいたので、同じことで悩まなくて済みそうです。そう思った私は気づけばありがとう!を返していました。それから今に至るまでは、ずっと「with」のおやすみモードをONにしています。

その男性のニックネームである頭文字をとって、Mさんとします。

Mさんのスペック

・28歳男性
・教育関係の会社に勤務中
・年収400~600万円
・東海オンエア好き
ボードゲーム好き
・実家暮らし

こんな感じです。

Mとマッチし、メッセージのやり取りが始まりました。手初めに私も好きな東海オンエアの話をすることにしました。まず、東海オンエアがアップした、「テチェラー」という動画を見たか聞きました。

「テチェラー」とは、Amazonプライム限定で配信されている恋愛リアリティショー「バチェラー」をもじった動画です。バチェラーに出てくるような、女同士のドロドロの争いや、バチェラーに選ばれなかった途端、ビンタしたり悪態を突くというありがちなシーンが沢山盛り込まれています。東海オンエアらしいおふざけを交えながら東海オンエアのリーダー「てつや」をメンバー全員で奪いあう動画になっています(候補者は全員男性)。バチェラー好きな私は、家で大声で爆笑しながら最終回まであっという間に見終えたのでした。東海オンエアの動画は、最近見なくなっていたのですが、この動画をきっかけに少しアップされた動画をチェックするようになりました。それほどまでにおもしろく、衝撃的な動画だったのです。少し前の動画ですが、リンク貼っておきますね。


www.youtube.com


どうしてもその話を誰かにしたくてたまらなかったので、その話を振るしかありませんでした。

もちろん、Mさんはテチェラーをチェックしていました。でも、Amazon Primeに加入しているけれど、本家の「バチェラー」は見ていないとのことでした。私は軽い気持ちで「結構、本家のバチェラーでも出てくるネタが盛り込まれてますよ。本家みたら動画がもっと楽しめるかもしれません」と勧めてみました。すると、Mさんはいきなりバチェラーシーズン1を3話まで見てきて、細かい感想をアプリのメッセージで送って来てくれるようになりました。

でも、私がバチェラーシーズン1を見たのは4年ほど前なのです。いざ聞かれると、どの出来事が何話の話か全く思い出せません。Mさんから3話の○○が…と話される度に慌ててネットで内容を確認し、ネタバレしないよう注意を払いながらやり取りを続けていました。
Mさんは、通勤時間中に見ているという割に流し見している感じもなく、結構本気で楽しんで見てくれたようです。日中は連絡が全くなく、基本仕事が終わっているであろう夜に返信をしてくれていました。日中はきちんと仕事をしている、真面目な人だと思うとそこは好感がもてました。でも、夜になると決まって長文でバチェラーの感想が送られてきます。あまりにバチェラーの感想を熱心に送って来てくれるので、私は少し驚いてしまっていました。軽い気持ちで勧めてしまったし、ネットであらすじを調べながら返信しているのを後ろめたく感じてしまったのです。

Mさんのバチェラーの熱意に驚きすぎて、他の話を振って良いのか迷っていると、さらに「好きな音楽のジャンルはありますか?」と聞かれました。
もちろん、「BTSよく聴きます」と返信すると「僕もbutterとかdynamiteよく聴きます!」とのことでした。BTSが流行っていてくれてよかったと安心しながら「私もdynamiteが一番好きです」と返信しました。すると「おすすめの曲を教えてください」と聞かれたので「アップテンポな曲だと血汗涙、バラードはFilm Outが好きです」と答えました。「早速聞いてみますね!」とのことでした。

気持ちはめっちゃ分かるし、ありがたいんです。でも、少し、重たいかも?と思い始めていました。もう既に、バチェラーシーズン1見てもらってしまっていますし、私に合わせてもらいすぎて、申し訳なく感じていました。でも相手のことを知ろうとするのはマッチングアプリで絶対に欠かせないことであるはずです。今話がスムーズに進んでいいるのは、Mさんの努力のおかげです。なのでこれくらいの違和感は、スルーしようか。そう思っていました。

さらに、「他に好きな曲はありますか?」と聞かれました。私はネタが尽き、男性に勧めて良いものか分からないと迷いながら「BLACK PINKとIUも好きです」と答えました。すると「IU聴きました!blueming良いですね!」と感想を送ってくれました。

分かっています。相手の趣味に合わせるのって、絶対に簡単なことではないんです。自分が努力していなければ、絶対にできないことだと思うのです。私に労力を使ってくれるのはありがたい、ことなのに。なぜか素直に喜べない自分がいました。

この違和感は、なんだろう。そう思いながら、私はやりとりを続けることにしたのでした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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最近別れを告げたTさんについて知りたい方はこちらから。

 

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