方向音痴×ペペロンチーノ＝遅刻の予感【秋めく日の銀座デート①】

私はマッチングアプリで出会った28歳男性、Mさんと銀座デートの約束をし、12時銀座ライオン前集合の約束をしていました。でも銀座へ向かう途中、うっかり電車を乗り間違えてしまったのでした。紆余曲折を経て待ち合わせ場所にたどり着き、やっとMさんとのデートがスタートしました。

新宿から中央線で四谷へ向かい、東京メトロへ乗り換えて銀座へ向かう予定でした。しかし、一旦四谷で降りたあと、電車を乗り間違えてまた新宿へ戻ってしまったのでした。

私は慌ててもう一度四谷へ戻り、東京メトロへやっと乗り換えたのでした。

そして銀座に着きました。しかし今度は、どこが銀座ライオンに近い出口なのか全く分かりませんでした。スマホで銀座ライオンの位置を調べていると、もう時刻は12時でした。

またもや遅刻…(-_-;)
方向音痴すぎるので前日までに実際に待ち合わせ場所に来て、確認しするべきなのかもしれません。

慌ててMさんに「ごめんなさい！銀座には着いていて今、銀座ライオン前に向かっています」とメッセージを送りました。

そしてなんとか出口を探し、銀座ライオンを見つけて近づくと、一人の男性と目が合いました。手を振ってくれたので、Mさんのようでした。

また私は「遅れてごめんなさい、実は銀座駅が広くて迷ってしまって…。」とまず謝りました。Mさんは「大丈夫ですよ～」と許してくれました。気を悪くしなくて本当に良かった…。Mさん、ありがとう(´;ω;｀)

オンラインデートで見たよりも服に清潔感があり、都会的な男性のように思えました。銀のネックレスをしていたからかもしれません。弟がしているときもいと思ってしまうのに、デートのときに男性が付けていると様になると思えるのはなぜなのでしょう。

Mさんは早速、お昼を食べることになっていたパスタのお店に連れて行ってくれました。銀座の、「あるでん亭」でした。あるでん亭は結構年期の入ったビルの中にありました。お店に入る前に、「私、ここ始めて来ました！」と言うと、「せっかくだから中一通り見てみますか？」と言ってくれました。中を少し見ると、婦人服などが多く、昔ながらの、歴史を感じさせるお店がたくさん入っていました。銀座は洗練されたスタイリッシュなお店ばかりだと思っていたので、少し意外に感じました。雑多な中に新しいものと、昔ながらのものが混ざっている。それが、東京という町なのかもしれません。お店を見ながら、「おばさんになってYouTuberになったらここで動画をとれば良いかもですね」とかふざけてMさんと話していると、あっという間にビルのお店を一通り見終わっていました。そして早速あるでん亭の中に入りました。

あるでん亭は地下の一角にありました。中は想像していたより狭く感じました。周りではサラリーマンらしきおじさんや、おばさん達が一緒に昼食をとっています。カップルがデートでくるようなお店ではなさそうです。でも名前を聞いたことがあるし、お店の看板に、1977年創業と書いてあります。どう考えても有名店なのでしょう。オシャレさに惑わされず安定の有名店をチョイスしたMさんは、逆にセンスいいかも、と思いました。さらに、「ここ、一回男友達と来た事があるんですよ」と言っていました。なるほど、一度下見済みなのね。結構、慎重派なのかもしれません。そして席に座り2人揃ってベーコンの乗った、ペペロンチーノを注文しました。私は辛さ控えめ、Mさんは辛さ普通のものを選びました。

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いや～美味しかったです。味は結構ノーマルな感じのペペロンチーノでしたが、ベーコンがたくさん載っていて満足できました。でもこのベーコンを綺麗に食べることができませんでした。デート向きの綺麗な食べ方を勉強したい。

食べながら、Mさんに休みの日どんなことをしているのかを聞きました。印象的だったのは、Mさんが1日で山手線一周歩き切ったという話です。「どうしてそんなことしようと思ったんですか？」を聞くと、「東海オンエアのしばゆーが同じことをしていたので、挑戦したくなったんです。しばゆーは食事とか取りながら撮影してたので朝から夜までかかってましたが、実際は朝から初めて8時間くらいで歩けましたよ」とのことでした。いや、挑戦したくなるかな？？しかも休みの日に？と思ったので、「え？！でも大変じゃないんですか？しかもせっかくの休みなのに…」と聞くと、「途中、足の豆が潰れて、めっちゃ痛かったです。長時間一人で歩くのが辛くかったので途中友達に電話しながら一周しましたよ」と教えてくれました。いや、やばいでしょ。クリエイター精神入ってるよ完全に。思っていたよりも楽しいこと好きな人みたいです。

さらに話は変わり、Mさんの仕事の話を聞くことにしました。Mさんは普通の企業の会社員である私とはまた違った環境で働いているようでした。男性の仕事の話を聞くのは結構好きです。自分の知らない環境で頑張るMさんに、刺激を受けました。やっぱ仕事好きな人はいいよね。少し好感度が上がりました。

そうしているうちに時間が経ち、いつの間にか2人ともペペロンチーノを食べ終えていました。そして会計。私は財布を準備してMさんの様子を伺っていました。すると「あ、大丈夫ですよ」と言ってくれ、奢ってくれました。「ありがとうございます。ごちそうさまです！」とお礼を言い、あるでん亭を出たのでした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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