僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

終わった恋愛に思いを馳せながら、前を向いた日【失恋立ち直り体験談】

私は、マッチングアプリで知り合った27才男性、Tさんに別れを告げました。突然別れを告げたので、Tさんのことを思い出し、気分が落ち込みました。さらに2か月前復縁したいと伝えて振られたSさんのことも思い出しました。しかし次第に気持ちは前に向き始めていました。明るい将来、なりたい自分について考えていたのです。

 

沈みながらも、新宿で夕食を済ませました。その帰り道、歌舞伎町を通りました。歌舞伎町はいつも昼にしか通っていませんでしたが、その日は初めて夜通りました。

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歌舞伎町、ラブホありすぎ

通る途中、この景色、どこかで見たことがある。そう思いました。なぜ見たことがあるんだろう。いつの記憶かも思い出せない。考えながら歩いていると、ラブホテル「ジロー」の看板が見えました。あ、思い出した。

 

3年前、マッチングで出会った男性と、通った道でした。そして私はその男性と、ラブホテル「ジロー」に一緒に入ったのです。

 

私は、マッチングアプリで出会った別の男性、1がずっと好きでした。1との共通の話題はマッチングアプリの話だけでした。だから、私は必死で共通の話題を作るためアプリで男性と出会っていました。好きな人がいるのに真逆の行動をするのは言うまでもなく辛く、私は苦しんでいました。もやもやを発散するため、体目的の男性と一夜過ごすこともありました。

 

その男性は最初から体目的だったらしく、しきりに関係を持ちたいと話してきました。私は、もう断る元気もないくらいに意気消沈していました。疲れた私は、「いいよ、行こうか。」と答え、ラブホテルに行ったのです。

 

ホテルの部屋で2人きりになり、早速押し倒されました。あっという間に服を脱がされ、乳首を舐められ、噛まれました。結構痛い。デリケートな場所だからもう少し優しくしてほしいな。そう思っていると、男性の指がパンツの隙間から入ってきました。

もちろん入ることはなく、「痛いからやめて。」と言いました。男性は「え?」と不機嫌そうに聞き返しました。男性の体臭が好きではなかったのもあり、「ごめん。もう私寝るね。」と伝えました。男性は、怒っていました。何回かしつこく乳首を舐められましたが、無理なものは無理なのです。何回か「もう寝たい」と負けじと伝えました。すると「まじかよ。」と男性は怒りを露わにしながらそっぽを向いて寝てしまいました。

 

その記憶が、Sさんとホテルに行った日より前だったのか、後だったのか、思い出せませんでした。Sさんよりも前の記憶であることを願いました。最後に性行為をした人が、好きな人だったら良いなと思うからです。

 

しばらくいつの記憶か思い出そうとしましたが、駄目でした。そう考えてるうちになぜか、3年前Sさんと出会い、同棲した元カノを羨ましく思いました。Sさんに同棲したいとおもわれながらも、パパ活できる彼女に。あなたのことなんてなんとも思わないわと思いながら、他の男性と体を重ねられる、彼女に。それを隠して、笑顔でSさんと過ごせる、彼女に。そんな彼女になれたらよかったのに。せめて、体の相性だけでもよかったら、どんなによかっただろう。心も、体も相性最悪だった事実を受け入れるのに、こんなに時間がかかるなんて。

 

そう思いながら、Sさんを傷つけた元カノを許せない気持ちもありました。突然の終わりは、苦しいものです。だから、3年前元カノと別れて落ち込んでいるSさんに「今は自分を磨くしかない」とLINEしたのです。

 

好きな気持ちは冷めているのに、未だに思いだし、Sさんに執着している自分が惨めに思えました。

 

出会い系で男性と出会い、失敗してSさんを思い出す。それがこの三年間、私の「日常」だったのです。でも、復縁したいと伝え、Sさんからは「他の人に気持ちを向けてほしい」と確かに断られました。なのでSさんとやり直せる可能性はゼロになったのです。最初はそれに気づかないふりをして、それでもいつかSさんと復縁の話を笑ってできるときがくると信じていました。でも時が経つにつれ、事実を冷静に受け入れ始めている私がいました。受け入れ始めてから、私の「日常」は少しずつ崩壊していったのです。

Tさんを思っていた日々をもう一度思い出しました。私は確かにTさんが好きでした。でも、その先にある将来については、きちんと考えられていなかったのです。ふと、「女2人、暮らしています」の表紙が目に入りました。この本は、40代の韓国女性2人がある日突然一緒に家を買い、暮らし始める話です。独身でも、誰かの妻でもない新しい暮らし方をしている女性たちの話です。

そのとき、気づきました。私は、婚活をしながら、その先に薄暗い将来が待っていると思い込んでいたのです。誰かの妻となり、母となる人生に、面白さを見出せなかったのです。それにも関わらず既存の価値観に縛られ、家事が下手な自分は駄目だとか家事と仕事以外好きなことをしてはいけない、と思い込んでいました。

それに気づいた時点で、自分の部屋で、この部屋で秋を迎え、冬を越し、また春を迎える想像をしました。実家を出た私は、自由だ。今も、この先も、ずっと自由だ。明るい未来を想像して初めて、私は前を向けたような気がしました。

恋活、婚活をしながらも他に楽しみを見つける。妻になり、母になったとしても、家庭以外に、楽しみを見つける。私がなりたかったのは、Sさんの元カノではありませんでした。なりたかったのは、恋愛に依存しない、自分だったのです。

だから。私が、恋愛に依存するんじゃない。恋愛が、私に依存しろ。

そう思えた瞬間、嫌だと思っていた秋の涼しい空気が、ようやく心地よく感じられたのでした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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最近別れを告げたTさんについて知りたい方はこちらから。

 

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Sさんとの復縁の話は、こちらから。

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