マッチングアプリで初めて会った気がしない人に出会った話【横浜雨の日デート③】
私はマッチングアプリで出会った27歳男性、Tさんと通話、オンラインデートを経て横浜にあるイタリアンのお店でランチをしていました。この話は、前回の記事の続きになっています。前回の記事はこちらからどうぞ。
マッチ~デート当日集合するに至るまでの詳しい話はこちらからどうぞ。
私はゆっくり、優しいトーンで話すTさんにときめいてしまっていました。
そしてTさんは塾講時代私達ゆとり世代では習わなかった内容を、教えなければいけなくて苦労した、ということを話してくれていました。
私は、親が教師、さらに休日勉強をすることもあるTさんに、とても真面目で、勉強熱心な印象を抱いていました。声と話し方は好きだけれど、私は勉強が大好きなタイプではないし、教育についての知識も全くないのです。なので、塾講時代の新たに学習指導要領として追加されたことを教える難しさが、全く想像できませんでした。もしかしたら、自分はTさんと釣り合わないのではないかと不安に思い始めてもいました。
具体的に書くと、Tさんは「メロディーロード」を扱った問題が出題され、驚いたと話してくれました。メロディーロードについてネットに分かりやすく書いてある記事を見つけたので引用させて頂きます。
メロディーロードとは、その名のとおり、車が走行するとタイヤの走行音でメロディーを奏でるように設計された舗装道路のことです。
アスファルトやコンクリート舗装の道路上に切り込んだ溝と、車が通過するときのタイヤの接触で走行音が発生します。
溝を設置した部分を車で走ると、車内でメロディーを楽しむことができ、走ってみたくなる道路です。
曲が聴こえるしくみは、車のタイヤと路面の摩擦音です。
舗装されたアスファルトやコンクリートの道路を横断する細い溝を路面に刻みます。メロディーロードは法定速度で安定して走ることで、メロディーをきれいに聞くことができるように設計されています。
そのため以下のような効果が期待できます。
法定速度の遵守
メロディーを聴きたいドライバーは、自然と法定速度を遵守し、スピード抑制するため、安全運転につながります。
居眠り防止
メロディーが流れることで、居眠り防止効果があります。
スリップ防止
道路に対して横方向に溝を彫る設計なのでブレーキの制動効果が良くなったり、道路の脇まで溝を掘ることにより排水効果を高めたりします。
危険箇所の接近予告
危険なカーブや交差点前の接近予告、事故多発場所、歩行者や動物の横断箇所などの予告として注意を促す音で伝えることができます。
地域にゆかりのある曲などを採用することにより観光地としてのPRにも役に立ちます。
引用元:
こんなのあるんですね。Σ(・□・;)
メロディーが流れる仕組みに道路が設計されているなんて、考えたこともありませんでした。しかも安全運転に繋がっているなんて、凄いです。福島県の奥会津に、カントリーロードがのメロディーが流れる道路もあるようで、少し通ってみたいと思いました。
そして、最近の学生さん達、こんなこと勉強してるんですね。優秀すぎて、太刀打ちできる自信がありません。
すみません、話が逸れました。
しかし、Tさんの説明を聞いても、おバカな私はそもそも道路と自動車のタイヤの摩擦音がメロディーを奏でることすら理解できませんでした。Tさんに、「え?エンジン音が音楽のメロディーに聞こえるってこと??(全然違う)」と聞いてしまいました(笑)。
その瞬間、真面目に話していたTさんが笑いながら「ううん。エンジン音聞こえなかったらそれ難聴!」とツッコんでくれました(優しい)。
私はそのとき初めてTさんの笑顔を見ました。今まで「真面目で、The 先生というようなきちんとした大人」という雰囲気だったのにそのときのTさんは少年のように無邪気な笑顔を浮かべていました。
・・・へッ?!?!やばい、かわいい・・・(´;ω;`)
そんな表情もするんだ。すき・・・
私は心の中でそう身悶えながらも、またもやそれがばれないように、「そうだよね~!!!(流石に違うよねという意味)」とあっけらかんと言ったのでした。
私がときめきの連続で死にそうになっていると、やっとピザが運ばれてきました。
そして助かった・・・(?)と思いながらピザを2人で分けました。綺麗に食べるのが苦手な私が切り分けようとする度バラバラになっていくピザと格闘している間に、ペペロンチーノも来ました。
そして食べながら、私達はサーティワンアイスクリームでどのフレーバーが一番好きなのかを話しました。私は「マスクメロン」が一番好きなんだ、と話しました。
Tさんは、マスクメロンは食べたことがなく(多分結構マイナーなフレーバーなので)、ホッピングシャワーのあのパチパチする感じが好きだ、と教えてくれました。
Tさんからどうしてマスクメロンが好きなの?とも聞かれましたが、なぜかうまく説明できませんでした。
でも、話しながら、サーティワンアイスクリームのマスクメロンと、ホッピングシャワーって懐かしい響きだなあ、と思っていました。そのときは思い出せなかったのですが、今になってまたふと自分の小学校時代を思い出しました。
小学5年生か、6年生の頃の夏、学校が休みの日に友人達とサーティワンアイスクリームを食べに行ったときの話です。近所に住んでいた同学年の友達と、小学校時代の親友と、私、そして各々の母親で、地元の「SEIBU」の中にあったサーティワンアイスクリームにアイスを食べに行こうと誘われました。当時クーポンを見せると、特別にサーティワンのアイスが一つ無料で食べられる日があり、誘われたのです。小さかったので、タダで高級なアイス(当時はそういう感覚でした)が食べられる、さらに母たちも一緒なので大人数でわいわいできるのがとても楽しみで、その日を待ち遠しく思っていました。しかしそのイベントは大人気で、アイスを食べるのに何時間も並びました。そしてようやく順番が回ってきて、私はそのときなぜか食べたことのない「マスクメロン」を注文したのでした。近所の友達は、確かホッピングシャワーを注文していました。そのときもマスクメロンのフレーバーはマイナーで、友人達はももちゃん、なんでそんなの頼むの?という感じでしたが、さして私は気にしていませんでした。
何時間も並んだ末に食べたサーティワンのマスクメロン味のアイスは、甘すぎず、少し大人の味がして、待ったかいがあっただけあってとても美味しかったのを今でも覚えています。そんな楽しかった思い出があるから、私は無意識に「マスクメロン」が一番好きだ、と言っていたのでした。
ホッピングシャワーを友達と食べた思い出があったからなのか、私は初対面のはずのTさんを、なぜかずっと前から一緒にいる友人のように感じていたのです。
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一回のデートで何記事出す気なんだろう、私は。
— ももこ (@hjkt0402) 2021年8月14日
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