僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

【Tinderで出会った彼氏との別れを確信した日】終わりを受け入れるまでの束の間の休息

3年前Tinderで知り合った大学生Kさんと付き合っていた私は、前回一人ぐらしであるKさんの家に泊まりに行き、そういう行為を迫られたのですが、私がKさんに性的魅力を感じられず、「今日は、寝るね。」と言って爆睡したのでした。

 

この記事は、マッチングアプリTinderで出会ったKさんの家に泊まりに行ったらまさかの結果に…!の続きです。過去の記事はこちらからどうぞ。

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行為を断ったときは険悪なムードでしたが、朝起きて話してみるとそこまでKさんは怒っている様子はありませんでした。

私は、疲れていたのでそのまま家に、Kさんは用事を済ませに家を出ることになっていました。Kさんの家は最寄り駅から歩いて20分くらいのところに位置しており、丁度一年くらい前のこの時期だったので歩いて帰るにはかなり暑く、駅に到着する頃には汗だくになっていました。今もこの時期、ときどき複雑な気持ちになりながら一緒に帰ったあの日を、あのガードレールに囲まれた狭い歩道をたまに思い出します。

 

家に帰ってきた私は、何とも言えない気持ちになっていました。薄々、ああ、もう関係を続けていくのは厳しいだろうな、と思っていました。

 

そんな私とは裏腹に、さらに一週間時間を空けて、またKさんは私を遊びに誘ってきました。私はそのとき横浜美術館で開催されていた印象派として有名な画家、モネの絵を集めた美術展を見に行きたかったので、複雑な気持ちなりながらも、一緒に行こうと誘いました。モネの描いた美しい風景画や、かの有名な睡蓮を見れば、私のこのKさんへのモヤモヤした思いも自然と晴れていくのではないかと、なんの根拠もなく思っていたのです。

でも、夜まで遊ぶのは嫌だ、体目的でどんなひどいことでもできるKさんが怖い、と思っていました。なので、夕方からは会社の同期との約束を入れ、Kさんには予定があるから、16時で解散しよう、と伝えたのでした。Kさんは特に何も言ってきませんでした。

 

私達はまた横浜に集合し、早速モネ展へ向かいました。

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正式には、「モネ それからの100年」という名前の美術展

私が抱いていた思いとは裏腹に、特に前会ったときのことに触れることなく、Kさんとの会話はとても弾んでいました。Kさんは、私が「この絵かわいいね~」といった、あたかも何も考えていない会話にも、私のレベルにあわせて「そうだね~」と返してくれましたし、必死に話題を考えて疲れ果てることもなくいつも通り、楽しい時間が流れていきました。あくまで、表面的にはそうでした。本当は、言葉になっていかない、いろんな感情で一杯になっていました。

 

私は、その時見た、「薔薇の小道の家」という絵が今でも忘れられません。この作品は、モネの亡くなる前年、視力失いつつ描いた絵です。グーグルの写真検索で出てくる画像だと分からないのですが、目の前で見ると、絵の具がすごい勢いで塗りつけられたような荒々しいタッチで描かれた、とても迫力のある絵でした。私はその絵の前に立った瞬間、あまりの迫力に言葉を失い、しばらくしてなんとか「目が見えなくなっても、本当に頑張って描いたって伝わってくる絵だね」と子ども以下の感想を絞り出しました。Kさんはあまり興味がなかったのか、「あーそうだね」と言い、すぐに次に行きたそうにしていました。そんなKさんには私は目もくれず、その絵を見ていました。見れば見るほど、「目が見えなくてもなんとしても絵を描いてやる」という情熱が伝わってきました。また、美しい世界が見えなくなってしまったモネが悲しみに明け暮れ、見えない目を凝らしながら必死で絵を描いたことが、「目が見えなくなっていっている現実」に対して全力でもがき、抵抗しているようにも思えました。この絵を見る前は、人が逆境にもがき、苦しむ姿は見ているだけで辛く、私を苦しい気持ちにさせるものだとばかり思っていました。でもこの絵を見た後には、人が必死にもがき苦しみ、抵抗する姿は、人を悲しい気持ちにさせるだけでなく、情熱的で美しいと感じさせる一面もあるのではないか、と思えたのです。とにかくKさんのことなんて忘れ、私はモネ展に来れて本当に良かった、と思っていました。

 

私はその絵を見終わった後、Kさんの感想が「よかったよね」という一言だけであったことに少し苛立ちを覚えながら、残りの作品を鑑賞しました。

 

そして、私達はモネ展を全て見終わり、カフェでケーキを食べました。

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Kさんと行くのは、有名なお店ではなくいつも通りすがりのお店だった

そうしている間に、16時になったので、私は今更Kさんに対して申し訳ない気持ちを抱きながら、解散したのでした。 

 

そして私は会社の同期との約束を果たすため、横浜から浜松町へ向かいました。

私は、会社の同期と、東京湾納涼船に乗りに行ったのです。

東京湾納涼船とは、通称「ナンパ船」と呼ばれるくらいナンパの横行しているクルーズ船です。確か東京レインボーブリッジ等の有名所をいろいろ回ってくれました。

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当日こんな大きい船に乗りました。この日台風が近づいてきており、天気は悪かったです

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レインボーブリッジを撮影しようにも、人がごった返していました

中にはこんな感じで女性や、活気のある男性、かわいい踊り子たちが沢山いました。

 

そして、ウロウロしていると、一緒に回っていた会社の同期が可愛かったので、

(同期が)ナンパされました。

 

私は生まれてこの方ナンパというものをされたことも、目の前でちゃんと見たこともなかったので驚きました。

結果、ちんちくりんな私自身が相手にされることはありませんでしたし、同期もナンパされたはいいものの、そこから良い感じになることもなく、ダルがらみされてウザそうにしていました(笑)。

 

そして、特に私達はなにも収穫はなかったのですが、まあ、面白かったからいっか、ということになり、その日は解散したのでした。

私は、同期と話せて、遊べたことで、Kさんとのモヤモヤを少し忘れることができてほっとしていました。遊ぶ意味なんて考える必要がないから、持つべきものはやはり友人だと本当に思いました。同期の子、本当にありがとう。

 

私は、今後Kさんとの関係をどうしていくか、少し時間を置いて、考えることにしよう、という気持ちを残しつつも、もう、Kさんに見切りをつけたいという気持ちになっていたのです。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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