僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

【こんな経験、ありませんか?】3年前彼氏を、男性として意識できなかったときの話

3年前当時23歳会社員だった私は、マッチングアプリTinderで出会った大学4年生Kさんと付き合っていました。付き合い始め、1回目のデートで野毛山動物園、赤レンガ倉庫、山下公園に行きました。この話は、その1回目のデートを終えた後の話です。

この記事は、【あの瞬間は、どう考えても青春だった】マッチングアプリで出会った大学生とみなとみらいでデートした話の続きになっています。

Kさんとの出会い・デートを詳細に書いている話はこちらからどうぞ。

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私達は、1回目のデートの後、LINEでさらに当時上映されていた「ジュラシックワールド」を一緒に観に行く約束をしました。

Kさんは演劇サークルに所属しており、海外留学に行くほど外国に高い関心を寄せており、海外の俳優や、洋画が好きなようでした。さらに当時完結したと誰もが思っていた大人気映画、ジュラシックパークの最新作が上映されると世間でも話題になっており、もちろんそんな話をKさんが聞き逃すはずもなく、Kさんは「一緒にジュラシックワールド観に行こう」と誘ってくれたのです。

私達は当初、桜木町にあるブルク13に行き、ジュラシックワールドの当日券がまだ販売されているのか確認しました。その日は日曜日で、かなりみなとみらいは混んでおり、当日券はすべて売り切れでした。さらに、近くの横浜ワールドポーターズ内にあるイオンシネマスマホで調べてみると、同じように当日券は売り切れていました。そんなときに、私は「横浜にある、ムービルだったら人が少ないから、券がとれるかもしれない」と提案し、私達はムービルに向かったのでした。

ムービルに着き、チケットの確認をすると、当日券の販売がまだあり、無事に購入することができました。

ムービルは穴場なのでこういう、観に行くつもりだった映画が事前に込み具合を確認していなかった、もしくは予約間違いで観れなくなってしまったときには便利です。ちなみになぜ横浜駅にかなり近い場所にあるのに、ムービルが人気がないかというと、スクリーンが普通の映画館より小さく、普通の映画館だったらカーペットが敷いてあって映画館気分を味わうことができるのに、ムービルの床はコンクリートむき出しで、他の内装も普通のビルなので映画館気分を味わうことができないし、建物が古くて汚い、さらにこの3つの欠点があるにも関わらず、普通の映画館と同じ料金だからです。

ムービルの悪口を言ってしまいましたが、とにかく映画のチケットを買うことができたので私は安堵していました。ムービル無かったら私達は途方に暮れていたに違いありません。

私達は映画の上映時間まで時間を潰し、ジュラシックワールドを一緒に観ることができたのでした。

 

そして時系列を忘れてしまったのですが、ジュラシックワールドを見た日、私達はコスモワールドで観覧車に乗っていたようです。コスモワールド内で、Kさんは私の手を握ってきました。普通だったら、彼氏に手を繋がれたら嬉しいと思うはずなのですが、私は本当に何とも思えなかったのです。これまでもデートを重ねてきましたが、私は全くKさんを男性として魅力的であると思えていませんでした。手を繋がれたときも、どうして繋がなければいけないんだろう、と思ってしまうくらい、男性として意識することができていなかったのです。手を繋がれた私は戸惑い、すぐに放すのは申し訳なかったので、しばらく一応手を繋いでいましたが、少し時間が経った辺りで放してしまいました。

そして、一緒に観覧車のチケットを買い、一緒に乗りました。

確か、Kさんは思い出になるし、ロマンチックだから乗ろう、と言って誘ってきたのだと思います。

観覧車に乗ったのは夕方だったので、しばらくすると真下に小さい頃から遊びに来ていたコスモワールド、ランドマークタワー、泊まったことはないけれどみなとみらいの景色を見る度目につく半月状の形をしたヨコハマインターコンチネンタルホテルが見えてきました。夕日に照らされたみなとみらいは、何度も見たことがあるのに綺麗で、懐かしい景色でした。

 

脱線して申し訳ないのですが、少し、昔話をさせてください。祖父母が昔みなとみらい近辺に住んでいたため、コスモワールドに父方の祖父と、父、私、弟、(もしかしたら母もいたかも)で遊びに来た事がありました。小さかった私は「オーシャンスインガー」という名前の空中ブランコにどうしても乗りたい、と言い、祖父、父、私、弟の4人みんなで空中ブランコに乗ることになりました。父は、当時65歳くらいだった祖父に「乗って大丈夫なの?」と遠回しに止めましたが、祖父は「絶対大丈夫、一緒に乗る」と言って聞きませんでした。本人が大丈夫と言っているので、止めれるはずもなく、4人で乗りました。ジェットコースターも平気で乗れる私はとても楽しかったのですが、降りた後の3人の反応は芳しくありませんでした。高い所が苦手な弟は青ざめ、父は「あまりにも怖くてチビりそうになった」と大人なのに恥ずかしげもなくドヤ顔で言い、乗る前に「大丈夫」と言っていた祖父は空中ブランコに降りた後、速攻ゲロを吐きにトイレに行ってしまったのです。無事祖父はトイレから戻ってきて、特に大事に至ることはなかったのですが、孫に良い所をなんとしてでも見せたいあまりに、見栄を張ってしまったのでしょう。当時祖父を責めることのできる人は誰一人いませんでした。この話は今でも私の中で笑い話です。他の人からしたらただの遊園地かもしれませんが、私にとってのコスモワールドは、「そんな思い出のある場所」なのです。

 

綺麗な景色の話をしていたのに、失礼しました。

Kさんと、綺麗だね、と言いながら窓の外に広がる景色を見ていました。これが俗にいう、「良い雰囲気」というものなのだろうな、と思っていると、Kさんが隣に座って来ました。観覧車が傾くからやめてよ、と言いましたが、Kさんは落ちたりしないから大丈夫だよ、と言うだけでした。

そして、頂上に差し掛かってきた辺りで、Kさんがキスしようとしてきました。普通、好きな人にキスされたら嬉しいと思うはずなのに、私は無理だ、と思ってしまっていました。Kさんの彼女なのに、なんで断るんだろう、と自分でも疑問に思いつつも、「ごめん、キスはちょっと…」と言い、断りました。今思っても、私はKさんと付き合う、と言い、男性として意識できないKさんの気持ちを利用して様々なところに遊びに付き合ってもらっている最低な女だったし、Kさんと付き合う資格なんて最初から無かったのではないか、と思っています。

Kさんは、少し驚いていましたが、「大丈夫」と言ってくれました。

 

少し変な空気になりながらも、私達は観覧車を降りた後、コスモワールド内のお店でまた一緒にビールを飲み、私達は解散したのでした。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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