僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

つれづれなるままに、本屋デート【秋めく日の銀座デート④】

私はマッチングアプリで出会った28歳男性、Mさんと銀座デートをしてきました。ランチを一緒に食べ、その後はプラネタリウム鑑賞をしました。プラネタリウム鑑賞中、「全ての生命はひとしく輝いている」というナレーションに胸を打たれ、真剣にMさんに向き合う決意をしたのでした。

その後私たちは、銀座SIXの中にある蔦屋書店を一緒に回りました。

プラネタリウムが終わり、暗かった室内が明るくなりました。コニカミノルタプラネタリウムは、プラネタリウムというよりも映画に近いと思いました。星以外の映像も大画面で見れますし、解説だけでなく波の音もきちんと入っていたからです。思っていた以上に面白かったので、Mさんに素直に感想を伝えることにしました。

エスカレーターで地上に降りながら、「めっちゃ楽しかったです!映画みたいでしたね」と話しました。Mさんは「そうなんです。他にも久石譲がテーマソングを手掛けている作品とかもあるんですよ。」と付け加えてくれました。「というか、こんなの私初めて見ました!Mさんって、やっぱり東京出身だからかシティーボーイなんだなあ、と思いました!」と言っておきました。今思うとシティーボーイってなんか昔の言葉感がすごい。語彙力が死滅している田舎者全開の私の話にも、「いえいえ、そんなことないですよ(笑)」と謙遜しながら返してくれました。そして「次は、蔦屋書店とカフェどっちが良いですか?」と聞かれました。いろいろ周りのお店を調べてくれたみたいです。でもずっと座っていたので少し歩きたいな、と思いました。なので「蔦屋書店が良いです!」と伝えました。

そして、私たちは銀座SIXの中にある蔦屋書店に向かうことにしました。

向かう途中、薄緑色のポストを見つけました。それを見て思わず「え?!銀座はポストもこんな色なんですね!やっぱり周りの雰囲気に合わせなきゃって思ったのかなあ…」と言ってしまいました。すると「あ~確かにそうですよね。赤から空気読まなきゃって思って変わったのかな?」とふざけた答えが返ってきました。笑いながら「やっぱ銀座は違いますね。ちなみに私の近所のポストは赤です!」と言うと、「俺の近所もです」と言って「くだらないねえ(笑)」と2人で爆笑しました。

Mさんは、こんなふざけた会話でも喜んで拾ってくれる人のようです。Mさんは仕事柄小さい子どもと接することが多いから、くだらない会話にも慣れっこなのかもしれません。
私は一応今年で26歳になりますが、年齢の割に性格が幼いほうです。だからこんなくっだらないことを言いたくなってしまうのです。元カレイケメン彼氏Iさん、ベンチャー企業勤務のSさんの前では、こんな話はできませんでした。社会的に高い地位を目指しているような男性達だったので、こんなふざけた話を聞いてくれるようには思えませんでした。その点だけ言えば、3年前付き合っていた慶応義塾大学の元カレKさんと少し似ているかもしれません。でも良い点だけではありません。
Kさんと同じように、一緒にいるのは楽しいけれど、男性としては見れないような気がしていました。

そんな思いは胸に秘め、Mさんと楽しく話しているうちに蔦屋書店に到着しました。

銀座の蔦屋書店にはデザイン系の書籍がたくさん並んでいました。中に入り、レタリングの書籍が置かれたエリアに来ました。

Mさんが、看板の写真を集めた書籍を手にしていました。一緒に中を見ると、「る」のページには、さまざまな看板に書いてある「る」の文字が映った写真がいくつか載っていました。それを見て「こういうの、東海オンエアの動画でありましたよね」と話しかけました。Mさんは、「確かに。ありましたね」と同調してくれました。「東海オンエア、企画力やっぱ凄いですよね。きっとたくさん研究しているんだろうな」と言うと、「ネタ会議丸1日やってるっていってましたもんね」と教えてくれました。Mさんは、かなり東海オンエアに詳しい人のようです。最近アップされた動画も、全てチェックするくらい好きだと言っていたのを思い出しました。

一通りデザイン系の本を見終わり、アート作品が展示されたエリアに来ました。

中に展示されていたのは、何のかたちなのか分からない壺や、落書きのような絵でした。ちょっと、私には早すぎたかもしれない。そう思ったので、アート作品を眺めながら、「これ、なんでしょうね」と言ってみました。Mさんから、「なんだろう、芸術的すぎて分からない…」と返ってきました。良かった。分からないのは私だけではなかったようです。

さらに奥に進むと、インスタ映えしそうなニセ本棚と、アート作品が一緒に展示されているブースがありました。こんな感じです。
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四方八方本棚と、作品に囲まれています。たくさんの人が写真を撮っていました。
そして作品を見終わり、普通の小説とかを見て回りたいね、という話になりました。

そして早速文庫本のコーナーに向かいました。
その中に、「徒然草」がありました。Mさんは教育関係の仕事をしているので、興味を持ったようです。早速手に取り、パラパラと立ち読みをし始めました。文庫本コーナーに特に読みたいと思う本がなかったので、私も徒然草を手に取りました。

中を読んでみると、意外なほど面白かったのです。中学生の頃に嫌々「つれづれなるままに…」という有名な書き出しを暗唱させられたことを思い出しました。中学生の頃は分からなかったけれど、大人になると感じ方が変わるのかもしれません。Mさんもそう思ったのか、黙々と読み進めていました。

私は、「やばいね、こんなに徒然草が面白いと思わなかった。」と話しかけると、「そうだね。こことかやばいよ」と言ってきました。ページ数を聞いて開いてみると、「いい男の条件」と書かれた見出しが目に入ってきました。

ええ…そこ???(-_-;)「つれづれなるままに…」とか、もっといいところあるじゃん…。

私はよくわからなかったのですが、Mさん的には参考になったようです。今思うと私のタイプの男性を知りたかったのでしょうか。

そういう、「男性(女性)は、こうあるべき」という考え方って、少しこの時代に合っていないのでは、と思ってしまいます。なぜそんなところに感銘を受けるんだろう…。と冷めた視線を送ってしまいました。自惚れかもしれませんが、Mさんは恋するあまり少し盲目になってしまっている部分があると思いました。

その後、韓国の書籍のコーナーに来ました。
韓国書籍は十八番です。Mさんに、「女2人、暮らしています。」の本を早速お勧めしました。「これ、40代の女性2人が仲良くなって、最終的に家を買って一緒に住む話なんです」とあらすじを紹介しておきました。本来男性であるMさんからしたら、全く無縁の世界であるはずです。おすすめする人を間違えているのでしょうけれど、この本が置いてあるのに勧めないわけにはいきません。Mさんは否定することなく、「おもしろそう」と言いながらスマホにメモを取ってくれました。

そして一通り見終わり、蔦屋書店を出ることにしたのでした。
ここで見て良いな、と思った本3冊を、後日購入しました。

徒然草」、「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」、「13歳からのアート思考」の3冊です。
読み終わり次第書評を書く予定です。

 

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Mさんとのランチ~プラネタリウム鑑賞の前までのこちらからどうぞ。

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Mさんとマッチ~デートまでの話はこちらからどうぞ。

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