僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

1dayインターンシップで出会った超絶イケメンに一目惚れした話【オタク女、恋をする。1】

ここで、私の初めてできた彼氏のことを書きたいと思います。

 

1の記事にも初めてできた彼氏の話を少し書いているので、よろしければこちらからどうぞ。

 

momokoara0402.hatenablog.com

 

彼のことは、とにかくイケメンだったので、イケメンの頭文字「I」を取って、Iさんとします。

 

もう4年も前の話になります。

Iさんと私は、就職活動の、大学生向け某大企業の1dayインターンシップに参加した際に出会いました。

当時私は大学3年生で、次の年から始まる就職活動に向けて、様々なインターンシップに参加していました。その中でも、1dayだったら気軽に参加できそう、と思い、そのインターンシップにネットから申し込み、参加したのです。

 

今も同じかは分かりませんが、当時のインターンシップは学生同士でグループワークをさせることが多く、あらかじめ企業で参加者をグループ分けし、そのグループごとのテーブルに参加者は座るようになっていました。

 

多くの参加大学生たちは基本遅くとも10分前には着席していました。私もそれまでにお手洗いと化粧直しを済ませ、着席しました。そして、周りを見回すと、同じグループの中で、直前になっても来ていない学生が1人いるようでした。

開始時間になっても、その学生は来ませんでした。グループワークで、1人欠けると、なんだか他のグループと比べて不利というか、大変になりそうだな…と思いつつも、まあどうしても来れないなら仕方ない、今日はこの人の分も頑張らなきゃ、と思っていました。

 

が、その時、入口のドアが開き、颯爽と参加者らしき男性が現れ、私のグループの空席になっている席に「遅れてすみません。」と言いながら座りました。

そう、それがIさんでした。

 

Iさんは、遅れてきたことを後ろめたく思っている様子はなく、グループワークでも、みんなの意見を取り纏めるリーダーのような役割を果たしていました。確かこのときは、4人組のグループで、Iさん、私、同じ大学三年生の男子、女子のグループでした。

 

でも、私はインターンシップどころではありませんでした。私とIさんは向かいの、私から見て斜め左の席に座っていました。そこからは、Iさんの顔がしっかり見えたのです。

 

こんなかっこいい人、初めて見た…!と私はIさんに見とれてしまっていました。

そう、もうこの時点で私はIさんに、一目惚れしてしまっていたのです。

こんなイケメンで、某有名大学(MARCHより多分偏差値高い)に進学し、それだけでも十分なのにインターンシップまで参加するほど意識が高く、今回みんなが嫌がるリーダーまで引き受けている。おまけにIさんはとてもコミュニケーション能力が高く、頭の回転も速そうでした。当時の私も今と変わらずイケメンが大好きでしたし、それに加えて頭も良さそう。私がIさんに一目惚れするのも無理はありませんでした。

 

しかも、向かいの席だからなのか、話し合いをしているからなのか、度々Iさんと目が遭いました。目が合う度に、胸が高鳴り、もしかしてIさんも、私のことが気になっているのではないか、と思っていました。今思うと、私がIさんをガン見していたから、不審に思って私を見ていただけでしょう(笑)。

 

そんな風に、Iさんに見惚れているうちに、あっという間にインターンシップが終わっていました。

この日のグループワークは、なんだかとても雰囲気が良く、Iさんに一目惚れしていたのもあってこのまま帰るのは名残惜しいな…と思いながら同じグループだった女子と話しながら帰りの支度をしていました。なぜかIさんは帰りの支度が終わっていそうなのに、その場に残って私たちの様子をうかがっていました。まだ同じグループのもう一人の男子も残っていました。

 

そして、支度が終わり、帰ろうとしたところ、なんとIさんが、「ねえ、みんなで飲みにいかない?」と誘ってきたのです。

 

私は、これが現実だと思えませんでした。こんなイケメンでコミュニケーション能力が高く、有名大学に進学しているIさんは、なぜ今日インターンシップでグループのリーダーを務めてくれただけでなく、食事にも誘ってくれるのでしょうか。

当時乙女ゲームが大好きで、二次元の男性としか交流をもっておらず、大学も女子大で、もう学生のうちに男性と接することはないだろう、あったとしても分かり合えるはずがないと諦めていたのです。

こんなイケメンなIさんが、私(を含めたみんな)を誘ってきている。

そういえばやたらIさんと今日目が合った。でも、イケメンで、あんなに頭の良い大学に通っていて、意識が高く、完璧なIさんが私を気に入っているはずがない。

でもそれでも、Iさんとはインターンシップ以外の繋がりはないし、なにより男女混合の飲み会なんて生まれてから一度も参加したことがなかったので参加してみたかったのもあり、Iさんの誘いに応じることにしました。

同じグループの男子、女子も参加してくれることになり、私たちは近くの居酒屋に入りました。

 

そして、居酒屋で、みんなで今日のインターンシップの感想、就職活動の悩みなどを話しました。これは後から知ったことなのですが、Iさんはこの日、就職活動の情報収集のために飲み会に誘ったようでした。

そんなことは全く知らない私は、居酒屋で話している間、私はIさんとよく目が合い、酔っているのもあってなのかドキドキしていました。

 

みんなが話している中、突然Iさんが、「祖父が危篤だから、急遽帰らなきゃいけなくなった。」と言い出しました。私たちは、驚きました。Iさんが誘ってきた飲み会だし、そもそも祖父が危篤って本当なの?とおそらく全員が思っていました。

というのも、Iさんがイケメンすぎるからなのか、コミュニケーションが高いせいなのか分かりませんが、初対面の私から見て、少しIさんは不審な人物だと思わせる何かがあったのです。話をするのは苦手ではないようですし、積極的に話かけてきてくれるのですが、話の中身があるようで、実はないような、別に矛盾することは言っていないけれど、Iさんは本心からその話をしていないんじゃないかと思わせる何かがあったのです。参加していたもう一人の男子、女子もIさんが突然帰ることになったのを少し不審に思っている様子だったので、同じように感じていたのかもしれません。

 

とにかく、主催者のIさんが帰ることになったので、その日はすぐに解散したのでした。