僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

ロマンチックなデートと、私の脇【秋めく日の銀座デート②】

私はマッチングアプリで出会った28歳男性、Mさんと銀座デートの約束をし、まずお昼ご飯としてあるでん亭でペペロンチーノを一緒に食べたのでした。

あるでん亭を出た後は、プラネタリウムに向かいました。銀座にはプリンターで有名なコニカミノルタが運営するプラネタリウムがあります。
(一応リンク貼っておきます→プラネタリウム|コニカミノルタ

Mさんに誘われたときは初対面でプラネタリウムは少しロマンチックすぎるのでは、と心配していました。でもおもしろいから、是非と誘われ、行くことにしたのです。Mさんが案内してくれ、話しながら歩いているとあっという間に到着しました。少し早めに着いたので、ショップや鑑賞スペース以外を少し見て回りましょうか、とのことでした。

中は女の子が好きそうな、いかにもデートスポットらしき場所という印象を受けました。Mさんに、「見せたいものがあるんです」と言われ、鑑賞スペースであるDOME1の方に案内されました。でも、私たちは実際にDOME2の方で鑑賞予定でした。何があるんだろう、と思いながら付いていくと、暗い部屋の壁にプロジェクターで映し出された画面が映っていました。大きな画面にはキャンドルに体が生えた見たこともない生き物がたくさん歩き回っています。そして生き物たちが歩いている背景には満点の星空が広がっていました。

Mさんが、「ここ、綺麗なんですよ」と言いながら画面に映されたQRコードスマホで読み取り、スマホになにか入力し始めました。「QRコードで読み取った画面に、こうして文字を入れて送信すると、部屋に映っている画面に反映されるんです」と話しながら送信ボタンを押すと、壁の画面に大きく「今日1日楽しく過ごせますように」という文字が表示されました。

凄い( ゚Д゚)
けど、初対面で少しアクセル全開すぎやしないかい?と思う部分もありました。

ぽかんとしている私に、「ほら、ももさんもやってみて」と勧めてくれました。
どうしよう、なにか願わなきゃ。でも何をお願いしたらいいんだろう。風呂入ってないのがMさんにばれませんように、とか?でも画面表示されるからモロバレじゃん。

願い事って、人に見られる前提だと、ぱっと出てこないものなのかもしれません。結局私は気の利いた願いが浮かんでこず、「なんか、思いつかないからもう行こう」と言ってDOME1を後にしました。Mさんは少し苦笑いしていました。

そして今度はショップに向かいました。ショップには星空をモチーフにしたグッズがたくさん売られていました。アロマや、キーホルダー、スノードームやメモ帳などの文房具も置いてあります。

その中の星空が描かれた便箋を眺めながら、「私、こういうのもったいなくて使えないんですよね。でもこんな素敵な便箋で手紙なんて書かれたら嬉しいんだろうなあ。デザインが素敵すぎて手紙の内容どうでもよくなっちゃいそうだけど」と笑いながら話すと、「そうなんですか?じゃあこの便箋に『あ』とか書いて渡そうかな?」とふざけた返答が返ってきました。THE 小学生男子のような返答に笑ってしまいました。

そして中を一周し終わり、Mさんが予約してくれたプラネタリウムの回の開演時間が近づいてきたので、DOME2の付近で少し待つことにしました。Mさんが予約してくれたのは、「Starry  Island ~南十字星を見上げて~」というプラネタリウムを予約してくれたようです。Mさん曰く、プラネタリウムだけでなくアロマも楽しめるとのことでした。DOME2の方に入口に、今回見る作品のナレーターさんのサインが飾ってありました。

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今回のナレーターさんは、斉藤壮馬さんでした(゚Д゚;)

これを見た瞬間、「へッ?!斉藤壮馬じゃん?!斉藤壮馬がナレーションなの??!」と突然はしゃいでしまいました。Mさんは突然私のテンションが上がって驚いたのか、「え、アニメとか結構好きなんですか?」と聞いてくれました。「昔、好きで。というか、乙女ゲームが好きだったので、ちょっと聞いたことがあって。」と素直に話すとアニメにはあまり詳しくないのか、「そこで喜んでくれるとは思っていなかったけれど、良かったです」と言ってくれました。

いや~危なかった。詳しく聞かれていたら私はディアボリックラバーズというR15の乙女ゲームを昔プレイしておりそれがきっかけで斉藤壮馬を知ったことを話さなければいけなくなるところでした。

コニカミノルタプラネタリウムは、ナレーションを声優さんが務める作品も結構あるようです。個人的に、アニメ、声優好きの女の子を誘うのにちょうど良さそうだと思いました。

入口付近のソファでMさんと話しながら少し待った後、入場時間がやってきました。

中に入ると、暗い室内に丸い天井一面にモスクの天井のような画面が映し出され、アロマの香りが少し漂っていました。

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実際はもっとカラフルだったけどイメージこんな感じです

Mさんが席まで案内してくれました。ちいさなベッドのようなクッションが置かれた席でした。寝ながら見れる席のようでした。イメージは、こんな感じです。

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写真の席は2ペアシート。私が座ったのは1人席だったので、
実際はクッションは1つで、シートの大きさはこの1/2くらいでした

1回目のデートなのに凄いな、と少し驚きました。でもMさんがチケット代を出してくれたので、まあ、いっか。
そして真ん中に近いほうの席を譲ってくれました。私の右手に、Mさんが横になりました。

横になった途端、アロマの香りと自分の2日洗っていない脇の匂いが漂ってきました。こんな素敵なところに連れてきてもらったのに、私ときたら。最低すぎる。
自分の怠慢に呆れ、悟りを開きながらも青い天井を見つめていました。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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この前の、一緒にランチした話はこちらからどうぞ。

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Mさんとマッチ~デートまでの話はこちらからどうぞ。

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