僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

Tさんの知らない一面を見てしまった話【横浜曇りの日デート①】

私はマッチングアプリで出会った27歳男性、Tさんと2回目のデートをすることになっていました。横浜で、横浜家系ラーメンを一緒に食べる約束をしていました。

しかし、当日会いに来たTさんは、以前と雰囲気が違い、まるで地元の男友達のようでした。

その日は、ワクチン接種を済ませた前日、きちんと寝たのに少し倦怠感を感じていました。
でも熱はなかったので、Tさんに「熱でてないし、割と元気だから今日いけるよ」とLINEすると、「え!すご!」と返信が来ました。

正直、絶好調ではありませんでしたが、Tさんに会いたかったので仕方ありません。

Tさんがその日は、朝から夕方まで予定があるとのことだったので、18時横浜駅きた東口集合の予定でした。

私はそれまでダラダラと時間を潰し、出発前きちんと検温してから準備を済ませて横浜へ向かいました。
新宿で乗り換え、湘南新宿ラインで横浜へ向かう途中、出発前より体調が悪いことに気がつきました。熱はないのですが、電車の音、硬いシート、湿気の多い空気にいつもより不快感を強く感じるのです。今日は、嫌なものを多くキャッチしてしまうような気がする。もしかしたら、Tさんとのデートを楽しめないかもしれない。嫌な予感がし始めていました。でも、もうTさんには今日行くと伝えてしまっているし、今更キャンセルするわけにはいきません。少し不安になりながらも、横浜へ向かうしかありませんでした。

そして前回同様30分前に着きました。今回はきた東口の場所を事前に確認してきたので無事に近くまでたどり着くことができました。時間に余裕があるので化粧直しでもしようと思いました。化粧ポーチを取り出そうとしました。


あれ・・・ない?!?!( ゚Д゚)

自宅にポーチごと置いてきてしまったようでした。あの中にパウダーファンデーションと、リップが入っているのに…。マスクでファンデが崩れている可能性が高いので少なくともパウダーファンデーションでお直ししないとTさんに会うことができません。落ち込みながらも気を取り直し、近くにあったモアーズでパウダーファンデーションを購入することにしました。

東急ハンズの中に化粧品コーナーに来ました。あまり普段来ないのでファンデーションがどこにあるか分からず、迷いながらもなんとか購入しました。そして化粧を直そうとトイレに入ると、「もう着いた?」と連絡が来ました。まだ待ち合わせ10分前です。向こうは既に到着しています。でも、ここで急ぐわけにはいきません。女性の支度は時間がかかるのです。「(待ち合わせ時間の)18時に着くよ!」と返信し、トイレで化粧直しをしたのでした。

18時。横浜駅きた東口にやってきました。てっきり出口の方かと思ったのできた東口Aの出口の方に歩いていくと、「今通りすぎたね?」と連絡が来ていました。出口ではなく、きた東口改札で待ち合わせのつもりだったようです。引き返すと、今日もラフな格好をしたTさん立っていました。
Tさんは「似ている人がいるな、とは思ったんだけど」と話しかけてきました。そして私達は町田商店へ向かったのでした。

Tさんに連れられ、町田商店に到着しました。昔高校の友人と一緒にここにラーメンを食べに来たのを思い出しました。順番にラーメンの券を購入しました。今回は割り勘でした。Tさんは「筋トレ中だし、タンパク質が足りないかもだから」と言いながらうずらの卵の券を追加で購入していました。「でも、(炭水化物・脂質を取りすぎてしまうからラーメンを食べる時点で)もはや(意味ないかも)だよね?」と笑いながら私はトッピング無のラーメンの券を買いました。席につき、向かい合わせに座りました。

少し話して待っていましたが、一向に店員さんは券を受け取りに来てくれません。体調が悪かった私は痺れを切らし、少し苛立った様子で「すいません!」と手を挙げてしまました。Tさんは機嫌の悪い私に少し戸惑いながらも一緒に店員さんを呼んでくれました。
そして店員さんに券を渡し、Tさんは麺固め、私は普通のラーメンを注文しました。

ラーメンが来るまでの間、Tさんは私と会う前予定があると言っていたので、「今日は何してきたの?」と聞いてみました。すると「大学の友達と町田で遊んできたんだ」と話してくれました。その後町田に美味しいラーメン屋さんがあること、昼もそこで食べたことを教えてくれました。「2食連続でラーメンになっちゃって申し訳ないな」と言うと、「夜ラーメンって分かってて食べに行ったからいいんだ」とのことでした。一日に何度も同じものを食べても気にしないTさんは、一日2回サラダチキンを食べても平気な自分に少し似ているような気がして、親近感を感じました。

そんなことを話している間に、ラーメンが運ばれてきました。

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懐かしの横浜家系ラーメンとの再会に、感動を抑えきれませんでした。あの脂っこいスープが口に入った瞬間、体全身で横浜を感じることができました。Tさんの前だと言うのに「うわああああおいしいいいい」とガツガツ貪るように食べました。

食べながら、なぜかTさんは大学時代の友人、クロちゃんの話をし始めました。クロちゃんと居酒屋で深夜まで飲んだ帰りに、ひったくりを見つけ、警察に通報したという話でした。書いている今思い出すと面白いと思えるのですが、ワクチンを打ったばかりで体調の悪かった私はどうしてデートしている今、この話をするの?と疑問に思っていました。
そう、この日のTさんは、前回の横浜でイタリアンを一緒に食べた「エレガントな塾講師のTさん」とは全くの別人でした。
以前会ったときよりも話すスピードは速く、優しく話しかけてきてくれません。声のトーンも、少し低めです。

ノリノリでクロちゃんの話をするその日のTさんは、地元の男友達のように感じました。
恋人、というより友人のように接してくるTさんに戸惑いながらもラーメンを食べ終え、私達は町田商店を出たのでした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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Tさんとのマッチ後~これまでの経緯はこちらからどうぞ。

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