僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

過去マッチングアプリで30人出会った私が、出会い厨になり、今も出会い系の記事を書く理由

この記事は、【マッチングアプリ】1が好きすぎて、いつの間にか自分が出会い厨になっていた話の続きです。

 

過去の記事はこちらからどうぞ。

 

momokoara0402.hatenablog.com

 

 

私は、マッチングアプリ「Tinder」で出会った1を気に入っていたのですが、1は私に関心がないようでした。

 

普通だったらこれで1との関係は終わっていたでしょう。当時、1も私は無いと言っていたし、私は諦めるべきだと思いました。

前回会ったとき、二軒目の居酒屋でマッチングアプリで他にやり取りしている男性の話を1にしてしまっていました。

普通、好意を持っている相手にそんなことを話すべきではないというのは分かっていました。

でも、もう1が喜んでくれそうな話題は、これしかなかったのです。

1は、きっともう私のことをどうでもいいと思っていたのでしょう、意外とその話に興味を持ったようでした。

 

そして、言うまでもなくこの日以降、1に全く相手にされなくなってしまった私は、次1に会う約束なんて取り付けられるわけがありませんでした。

 

でも、私は1が好きだ。

でも、1は私が好きでは無い。

でも、1は私がマッチングアプリでどんな男性と会うのかは気になるみたいだ。

 

色々悩んだ挙句、とりあえず1と次会う約束を取り付けるのは諦め、とにかくマッチングアプリで出会った男性の話をLINEで送りつづけようと思いました。

1が好きだった私は、なるべく1とやり取りできるようにしたいと思いました。それには、沢山マッチングアプリで男性と出会わなくてはなりません。

私は、とにかくマッチングアプリで男性と出会いまくることを決めたのです。

 

この日から、様々な男性とやり取りをし、無我夢中で出会いました。

 

でも、私は1が好きなのにも関わらず、他の男性と交際を前提に会い、さらにその結果を1が私の好意に気づかないように伝えなければいけないことは、私にとってはかなり苦痛でした。

 

当時はもうやるしか無いんだ、と思っていましたが、今思うと辛いのは当然でした。

1が好きな自分を否定し続け、好きでもない男性に時間を割き、挙げ句の果てに、思いを悟られないよう1に振られた後、必死で頑張り続けている惨めな女性を演じているのですから。

 

私は、精神を病んでいました。他の男性にどんなに好かれたとしても、1に好かれなければ意味がないのです。せっかくの出会いに感謝する心の余裕なんてありませんでした。

また、マッチングアプリを始めたばかりの頃は、いつも自分の性欲の強さに悩まされていました。初めての彼氏できた彼氏と、それまで頻繁にホテルに行っていたのに、急に別れたので、溜まりに溜まった性欲を発散する機会を失ってしまったのです。

 

私は度重なるストレスと、発散する機会を失ってしまった性的欲求を解消したくて、3人に1人の割合でマッチングアプリで出会った男性とホテルに行っていました。アプリで3人会う度、糸がプツンと切れたように、「私は1が好きで、体の関係を持ちたくてたまらない。でも、絶対に1は振り向かないだろう。もう、どうにでもなってしまえ。せめて性欲だけでも発散しなきゃ、もうやってられない。」という気持ちから、男性に誘われるがままホテルに行ってしまっていたのです。

 

男性とがむしゃらに出会い、たまにホテルに行っては1に気持ちを打ち明けられない自分の情けなさに、いつも絶望していました。

でもやると決めたからには、1に報告しないわけにはいきません。とにかく1に出会ってからそのあと出会った男性とのやり取りは、ほぼ1に伝えていました。

 

1は、なぜか私の話を聞いてくれました。私が出会い系でうまくいかなくて悩んでいるんだというと、だいたい電話しよう、とか、LINEで話を聞いてくれました。

今でも、1がなぜ私の話を聞き続けたのか正確な理由は分かりません。私と体の関係をもてると期待していたからなのでしょうか。でも、1とのやりとりは1年以上続きましたし、そこまでやり取りを重ねて体の関係を持てなければ、普通はそれ以上LINEしてても体の関係を持てなそうだ、それなら今後LINEの返信もしないようにしよう、と考えるはずです。当時の私は1は私の体だけが目的なんだと思っていましたが、もしかすると1は、私が悩み、苦しんでいるから、という理由でただ聞いてくれていただけなのかもしれません。

 

惨めに振られても、知らない男性と気づいたらホテルに行ってしまっても、1との会話のネタにしてやる、どんな失態を冒したって、結果がどうあれ1は聞いてくれる。そう思えていたから、様々な男性と出会えたし、普段の自分からは想像もできないような大胆な行動をしたり、面白い経験ができたのだと思っています。

 

そして、私は今でもこのブログで、マッチングアプリで出会った、ユニークで、繊細で、思慮深い、愛すべき彼らの話を書いています。

 

まるで、1に話していたときのように。

 

世間一般的には、マッチングアプリでの出会い、やりとりについてこんな詳細に書くなんて、私は人のプライベートな話をネットに晒し、注目を浴びることを楽しむ最低女なのだと思われることでしょう。

 

でも、どうか許してください。

昔の私にとっては、「ネタにしてやる」=面白おかしく悪口を言ってやろう、という意味でした。でも、今は違います。

 

ネタにする、というのは、確かに人に言いふらす、という意味です。でも、ネタにするには、私の話を聞いてくれる誰かがいなければなりません。

私の話に耳を傾け、共感してくれる誰かがそばにいてくれる。そんな環境は、辛い時には私の気持ちを前向きにさせてくれたし、ときには逆境に打ち勝つ勇気をくれたし、自分の気持ちに素直になるチャンスを与えてくれたし、新しい出会い、体験、可能性を引き寄せてくれていた、と思うのです。

 

私が今日まで前に進んでこられたのは、きっと、自分の考えをありのまま伝えられ、それに耳を傾け、なんだかんだで見守ってくれていた1と、辛いときに支えてくれた友人達がいたからです。

そのことに、本当に心から感謝している今日この頃です。

 

でも、1とは、現在は疎遠になってしまっています。

1は、例にも漏れずSさんと別れたときも、私の話を聞いてくれました。1は、私が「来てくれないと死ぬ」と言ったので直接会いに来てくれたのですが、そこで私と体の関係を持ちたいと言ってきたのです。

詳しくはこちらからどうぞ。

 

momokoara0402.hatenablog.com

それから信用していた1に裏切られた気持ちになり、1を信じられなくなってしまいました。私は1にLINEで好きだった、でももう諦めるつもりだ、今までありがとう、という旨のLINEを送り(なぜか最近Sさんに送ったLINEとそっくりです…思考回路が変わらな過ぎて自分でも怖い)、それ以降一切連絡を取っていません。

 

でも、そんな1にこそ、このブログを読んで欲しい。

ある意味、私の読者第1号は、今は疎遠になり、きっともう連絡も取ることもないであろう、1なのかもしれません。

 

1がだるそうでも、いつも話を聞いてくれたから、きっと今の私があるのです。

 

「自分自身を受け止めてくれる居場所があること」は、こんなにも自分に勇気と、可能性を与えてくれていたのかと今でも驚いています。

周りの友人だけでなく、マッチングアプリの出会いでもこんな経験をするなんて、誰が想像できたのでしょう。

 

だから、みんな家庭を持ったりするんだろうか。今日だけは、少し、結婚願望がある方々、もしくは彼氏、彼女がいるカップル達の気持ちが分かるような気がしたのでした。