僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

ふと、思い出した話

私は、Sさんについての記事を書くとき、なぜSさんが私のことを良いと思ってくれていたのか分からないと思っていました。

 

でも、ふと、この記事を読んだとき、記憶の奥底にあったであろう、Sさんが私に告白した理由を思い出しました。

 

要は、繊細な人ほど細やかな気遣いができる、ということが書かれています。

あの代官山で告白されたとき、私をいいと思った理由の1つに、「私の細やかな気遣いが嬉しかったから」と言ってくれていたのです。

 

デートのとき、集合場所で私の方が早く着いたことがありました。LINEで、到着した旨を伝えたいけれど、Sさんはまだいない。Sさんのことだから、待たせていると知ったら慌ててくるに違いない。どう伝えようか、そう思い、考えた結果「着いたよ!でも怪我したら危ないからゆっくり来てね」と連絡しました。 Sさんは、告白のとき、このことを話していたのです。

まあ、実はこの連絡、会社の先輩が私は遅延で遅れそうなときに言ってくれた言葉で、言われたとき、嬉しかったんですよね。完全に丸パクリではありますが、言ってあげたら、Sさんは喜ぶだろう、そんな気持ちで伝えたので、その時は先輩に心から感謝したのと、Sさんも同じ気持ちになってくれてよかったと思いました。

 

他に私が何の気遣いができていたかは、知る由もありません。でもそれでSさんが告白しようと思ったくらいなのだから、きっとその一言だけではなかったはずです。私が思い当たるのはSさんが映画の予約を取り間違えていたとき、怒るどころか池袋に行けるのが嬉しいと伝えられたくらいですが、すっかり忘れてしまっているだけでしょう。

 

思慮深いからこそ、細やかな気遣いができるんじゃないか。上記の記事にはそんなことが書かれていました。考えようによっては、もしかしたら私の取柄なのかもしれません。

 

次出会う人、付き合う人にも、そんな私の良さが伝わると良いなと思います。

私は普通の人よりも感情の起伏が激しく、少し繊細で、世間でいうメンヘラに片足を突っ込んでいる存在ですが、その分きっと他人へ共感できたり、ぞんざいな人より落ち込んだ人を一生懸命励まし、気遣える人間である…はずです。多分。

 

ここで、次付き合う人って、どんな人なのだろう、と考えました。まず浮かんできたのは、私がいつも使っているマッチングアプリ、「with」の性格診断で相性がいい人かもしれないという考えでした。でも、相性が良いと言われるのは、私とは真逆の、メンタルがとても強い人なんですよね。Big5って、科学的に根拠があるものだというのは理解はしているのですが、果たして本当にそうなのだろうか…と疑問に残っています。だって、私のマッチングアプリで出会ってきた記憶に残る男性達は、考えてみたら基本的に、普通の人よりも、少し繊細で思慮深く、自分の経験や、感じたことを元に中身の濃い、深い話を聞かせてくれる人達だったのです。

そんな彼らだからこそ、数年経っても色あせない思い出として私の記憶の中に残っているに違いありません。

相性が良い人とも出会ってみましたが、本当に馬が合わず、次会おうと思えない人ばかりでしたし。

 

さあ、そろそろ考え込み、過去のことばかりに囚われるのはやめて、私も趣味やら、出会いを探すやらしなければ…と思う気持ちもありました。

ここ数年、ずっとこんな感じなんです。出会いたいけれど、精神的にあまり元気ではないようです。回復するのをずっと待っているのですが、なかなか出会おうという前向きな考えには至らないのです。なぜ、私はこんなにも新しく出会う気になれないのでしょうか。そう、私は、Sさんを未だに諦められていないのかもしれません。

 

SさんにLINEで連絡してみよう、と思ったのには、実はこんな背景もあったのです。