3年前、Tinderで出会った大学4年生Kさんと交際することになった私は、ひょんなことからKさんとうまくいかなくなってしまったのでした。
私は関係を修復するのは諦め、Kさんをキープしながら新しい恋人を探すことに決め、早速マッチングアプリ「with」でNさんと出会ったのでした。でもNさんとは交際したいと思えず、一度会ったきりで関係は終わりになってしまったのでした。
この記事は、【あなたは試したことある?】今カレKさんをキープしながら恋活した話の続きです。Kさんとの詳しい出会い、デートについてはこちらからどうぞ。
Nさんとうまくいかなかったので、残るは、かなり良い感じでやりとりが進んでいたSさんだけでした。Sさんとは会う前2週間くらいメッセージのやりとりが続きました。
2週間経ち、Sさんに夜会いましょう、と誘われ、私は浮かれていました。
Sさんとは新宿駅東口に18時頃待ち合わせをしていました。ギリギリまでLINEは交換しておらず、あんなに人の多い場所で集まれるのかな、と私は不安に想っていました。
待ち合わせ場所に着いた時点ではまだSさんらしき人はいませんでした。アプリのメッセージで着いた旨を連絡すると、Sさんはまだ到着していないようでした。到着しても、写真しかないから会えないかもしれない、会えなければ電話等で自分の位置を話しながら集合した方がいいだろう、と思った私はSさんにLINEを交換してもらうよう頼みました。するとSさんは快くLINEを教えてくれたのでした。
交換して最初にきたメッセージは、「リラックマさん、こんばんは!」でした。
私は最初何のことだろう、と思っていたのですが、よく見てみると、私のLINEのアイコンがリラックマの顔であったのでそう言ったようでした。
ようやく意味が分かり、笑いながら「アイコン、リラックマだからだよね(笑)。」と返信をしました。このメッセージのやりとりの時点で、私はこの人、なんか良いかも、と思っていました。
そしてSさんが到着し、そのままSさんが予約してくれたお店へ行きました。
少し話しただけでもKさんと比べ、Sさんは明るく活発で、趣味より仕事が好きな真面目な人なのだと伝わってきました。それに加えて俺様なところも含めて父にそっくりでした。そして、何故かは分かりませんが、出会った瞬間Sさんに「運命的な何か」を感じていました。当時から、そして3年経った今でもSさんに対してその「運命的な何か」を感じ続けています。これが恋愛感情なのか、それとも全然違うものなのか、今でも全く分かりません。これから生きていく中でこの感情が何なのか、答えを見つけていくつもりです。
私はKさんと付き合いながら、Sさんに出会ってしまったことを後悔し始めていました。ああ、なんでこんなときに、こんな良い人に出会ってしまうのだろう、と普段信じもしていない神様を憎くも思いました。
この日、どんな会話をしたのか等については下記の過去記事からどうぞ。
そして、Kさんと付き合いながら会っていることに引け目を感じながらも、Sさんとの仲は順調に深まり、私はSさんから代官山で告白されたのです。
告白されて、嬉しい気持ちになったのは確かですが、Sさんは、私に彼氏がいるなんて微塵も思っていない、純粋に私を信じてくれている、だからこんな風に堂々と告白してくれているんだ、とやっと気づいたのです。
それに比べて、私はSさんに彼氏がいることを隠し、何度も会った挙句にとうとう好きになってしまった最低女だ、と思ったのです。
私は、本当に好きだと思える人が出来てしまったのに、自分の心の余裕がなくなるのを恐れるあまり、Kさんとの終わり時を見極めることができなかったんだ、とも思いました。
反省した私はKさんとの別れを切り出すことを決め、Sさんの気持ちに応えることにしたのでした。順番がおかしいのは自分でも自覚していますが、どうしてもSさんの気持ちに告白してくれたその場で応えたかったので、Sさんの告白を受け入れた後で、Kさんに別れを告げるLINEを送ったのでした。
その日に別れを告げようとしたのですが、Kさんは演劇サークルの本番を2日後に控えていました。何もそれを知りながらすぐに別れを告げることもないだろう、と思い、本番が終わるであろう日、3日後に別れを告げるLINEを送ることに決めました。
その間私はSさん、Kさんに2股をかけてしまっていたし、そもそも浮気しておいて今更Kさんを傷つけずに別れようなんてありえないと今では思いますが、当時の幼く、愚かな私は、他に方法が思いつかなかったのでした。
そして3日が経ち、私はKさんにLINEを送りました。
Kさんは、この後「いいよー」と返信してくれたので、さらに私は続けました。
時間が遅かったので、Kさんからは次の日の朝返信が来ました。
Kさんからは、私のことを自分勝手とは思っていない、教えてくれてありがとう、とだけ返信が来ました。
そして、私は「短い期間だったけど、今までありがとう」と返信し、Kさんからは「こちらこそありがとう。」とメッセージと、スタンプが送られてきて、それきりKさんとやり取りをすることはありませんでした。
私は、本当はLINEで「別れに納得できないなら、直接会って話に行く」と誠意を伝えるつもりでした。でも、昔ヤリモクYさんに、もう会えない、と伝えた際に、「もう会えないなら最後にヤらせろ」と言われたことを思い出し、もしかしたらKさんにも同じように言われるかもしれない、と思った臆病な私は言い出せずにいたのでした。
Yさんについての詳しい話はこちらから。
その後、Kさんと交換していたインスタのフォローも外されてしまいました。
(実は、Kさんはインスタで童顔の少し私に似た、AV女優のアカウントを多数フォローしていて、少し恐怖を感じていたのは事実です。)
今思うと、当時の私はKさんを体目的のためだけに近づいてきたのでは、と思っていましたが、本当にそうだったかは分からないな、とも思います。本当に、Kさんが欲しかったのは、青春と呼べるような甘酸っぱい思い出だったのかもしれません。
確かなのは、付き合いながらも手すら繋ぎたがらない私にきちんと向き合ってくれなかったこと、そんな私を受け入れてくれなかったことだけです。
私は、今回の経験で、本当に好きになった人から告白されたときに、堂々と気持ちに応えられる自分で在りたいから、もう浮気はしないと心に決めたのでした。
また、「付き合いたい」と言ってくれたからといって、相手が本気で私と交際したいと思っているとは限らない、ということでした。やはり、マッチングアプリでは本当に様々な人がいて、Sさんのように、相手を全力で受け入れよう、知っていこうとする人がいる一方で、Kさんのように、ただ良い思い出が欲しい、という人、Yさんのような、本当の意味でのヤリモク、Wのようにセフレが欲しい人、と少し私とは違う目的で出会いを求めている人が沢山いることも事実です。ただ一言、「付き合いたい」でも人によって様々な解釈があるし、幼かった私達は、「様々な解釈があるということ」に自分自身でも気づいていなかったのです。
最後に、Sさんと会っていた中で、一番楽しかったのはKさんと付き合いながら遊んでいたときでした。SさんはKさんよりこんなにも様々なことを知っていて、レディーファーストもできるんだ、と比較することで、私から見るSさんは普通に交際するよりも魅力的に映っていたのかもしれません。だからあの時、経験したことのない楽しさを感じ、今でも忘れられない思い出になっているのでしょう。
Sさんとの思い出が光り輝いているから、Sさんが今も変わらず誠実に生き続けているから、私は「自分は浮気をしてしまっていたという事実」を重く受け止め、もう浮気をしてはいけないと自分に言い聞かせながら、生きていくことができるのだと思います。
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— ももこ (@hjkt0402) 2021年7月20日
【Tinderで出会った彼氏との別れを確信した日】終わりを受け入れるまでの束の間の休息 - 僕の傘を探しにhttps://t.co/KLAqfaC5Hz
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