特別が、日常に変わっていくかもしれない予感【マッチングアプリビデオ通話】

私は、マッチングアプリで出会った27歳男性Tさんと「with」の通話機能で通話し、私の過去の性欲を暴露してしまったのでした。

そしてその通話で、直接会う約束と、その前に一度ビデオ通話することになっていました。

Tさんとはマッチしてから通話するまで、毎日複数回メッセージのやり取りをしていました。Tさんは私が長いメッセージを送れば必ず同じように長めのメッセージを送ってくれ、短く送ったときは短めの返信が来ていました。
筋トレの話を始め、夏のスーツは靴が群れて暑いんだよ、とか、休みの日何をしているかなどをメッセージで話しました。私は基本、友人同士で必要なやり取りだけをするためこういう雑談はあまり得意ではなく、いつも苦痛に感じてしまうことが多いのです。でも、Tさんとの雑談は不思議と苦痛には感じませんでした。

そして順調にやり取りを進め、ビデオ通話する日になりました。

その日は、21時からビデオ通話をすることになっていました。
Tさんのプロフィール写真は、一枚目に顔が映っているだけで、他は出かけたときに撮ったTさんの映っていない写真でした。その一枚目の写真も、笑っている写真だったので、通常時の顔があまり想像できなかったのです。実際はどんな顔なんだろう、と少し気になっていたので、私はこのビデオ通話を楽しみにしていました。

私はまたくたくたになりながらも、化粧をし始めました。その際、ビデオ通話の際は部屋の鏡を見るよりも、スマホのインカメで自分の顔を確認しながら化粧をした方が上手く盛れることに気が付きました。インカメでマスカラとチークを上手く調整し、満足いく状態で化粧を済ませることができました。

そして、20時55分にTさんから「もう準備できました」とメッセージが来たので、早速カメラをONにして待っていました。

そして、Tさんの顔が映りました。あまり、写真と変わりはありませんでした。写真もそうだったのですが、Tさんは普段から眼鏡をかけており、「The理系」という感じの外見でした。でもRさんや、Fさんのように写真より太っているということもなかったので、少し安心したのでした。
Tさんは、その日お盆の辺りだったので実家に帰っており、実家から掛けてきてくれました。私は外出用の服を着てビデオ通話していたのですが、Tさんはパジャマ姿でした。寝間着でのんびり話すFさんを見て私も少し肩の力を抜いて話すことができました。

メッセージのときのように他愛もない雑談をし合いました。こういうビデオ通話って、どちらかしか話せないので会話が一方通行になりがちですが、この前同様、どちらか片方が頑張って話しているような感じではなく、自然に話すことができました。
でも、時折Tさんの二の腕がカメラに映り込む度、少し気になることがありました。

Tさんの腕が、胴体に比べてめちゃくちゃ太いのです。確かにメッセージで腕は重点的に鍛えているんだ、とは言っていたものの、少し大きさのバランスがおかしいような気がしていました。少し違和感を感じていましたが、それを直接伝える訳にもいかず、あまり気にしないようにしていました。

少し気になる点はあったものの、あっという間に1時間が経ち、平日であったのもあってその日はそれで通話を終えたのでした。

通話を終えて、私は、Tさんという存在が、すっかり私の日常の一部になってきている気がしました。そしてもしこの先交際したとしたとしても、きっとTさんは私の日常の中にするりと違和感なく溶け込んでいくのだろう、と何故か思えたのでした。

そして、また会う日まで順調にメッセージのやり取りを続け、ようやく横浜で一緒にご飯を食べる日がやってきたのでした。

ちなみに、Fさんとのデートの2日後に、Tさんと会う約束をしていました。
私はFさんとの関係が終わるだろうとなんとなく感じていたので、もう少しやりとりする人数を増やすことも視野に入れてマッチングアプリでの活動を行っていくことに決めました。
人数を増やすことを決めたのもあり、Tさんにそこまで期待せずにデートの日は地元、横浜の空気を吸いに行くんだくらいの気持ちで挑むことにしたのでした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

はてなブログのアカウントをお持ちの方で、もしこの記事が面白いと思ってくださった方は、下記のボタンをクリックして読者になって頂けると嬉しいです。

アカウントをお持ちでない方は、私のTwitterのアカウントをフォローして頂けると記事が更新される度通知が届きます。