僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

【俺様男編最終回】3年前別れた元カレに復縁申請して、学んだこと

この記事は、【大失恋】3年前マッチングアプリで出会った俺様男を未だに忘れられない話の続きです、過去の記事はこちらからどうぞ。

 

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さらに、最近上記の記事で書かれているSさんと、復縁前提でLINEのやり取りをしていました。そのときのことも記事にしています。

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私は、SさんとのLINEのやり取りが終わった後、自分自身が出した「会わない」という選択が本当に正しかったのか、ずっと考えていました。

 

やり取りが終わった直後、私はしばらく家で泣き、取りあえず自分の気持ちが少し落ち着くのを待ちました。

私はとてもじっとしていられず、着替えて夜の新大久保を散歩することにしました。

 

前回の記事に書いた通り、数週間SさんとのLINEのやり取りをしたことで、私は精神的に不安定になり、疲弊しきっていました。とにかくしばらくSさんとやり取りをしなくて済む、これ以上ストレスを感じなくて済むことに少し安堵していました。

でも、抱いた感情はそれだけではありませんでした。Sさんは、おそらく可能な限りマイルドに、私が傷つかないように振ってきたということに、感謝もしていました。

でも、断られても、私はSさんが好きなままでした。でも、断られても、受け入れられても私にとっては苦しく、辛いことに変わりがないことに絶望していました。

 

死にそうになりながら、涙目になりながら、ひたすら周りを歩きました。

その日もSさんのことでとても悩んでおり、あまり眠れていない状態でした。

歩きながら、

私は、Sさんが好きで、でも、やり直すほどではない。でも、Sさんが死にたいくらい辛い思いをしているときに何もできないでいる自分は嫌だ。可能な限り力になりたいと思ってはいる。Sさんにはできるだけ幸せになってほしいけれど、私はSさんと話すだけで死んでしまいそうになるくらい辛い。だから、きっとやり直すのは無理だ。だけど、そんな状態でも、Sさんは、私が連絡をすれば、一応無視してくることはないし、何なら、困っているなら力になってくれそうな空気すら醸し出していた…と思う。でも、Sさんは私とはやり直す気がない。でも昔と違って、私を肯定したうえで振ってくれたし、それは私が現在考えられる中で、最も良心的な断り方であったし、Sさんのそんな優しく誠実な断り方は、今までの私の信頼を無下にするようなものではないし、これからもきっとSさんを信用に値する人だと思い続けるだろう。同じ「別れ」でも、Amway勧誘のときのAさんのような信頼関係が完全に崩れ去って疎遠になった、というのとは全然違うし。

と、ぐるぐると考えていました。

そこまで考えたところで、思考が一時停止し、何かが、ポロっと落ちるような感じがしました。本当に、何かが落ちたのではなく、あくまでそんな感じがした、という話です。

 

何が落ちたんだろう、と考えてみると、鉄格子のような見た目をした、「元カレ」という枠でした。このとき私の中のSさんは、「元カレ」という枠から外れ、「友達」の枠の中にすっと入っていったのでした。

私は、Sさんが死にたいと言っていて心配だったときの気持ちが、本当は何だったのか、やっと理解できたような気がしました。

異性だけど、恋人としてはやり直せないけれど、できるだけ助けになりたいしと思うし、信頼できると思っている人。つまりそれって友人ですよね。

どうして、こんな簡単なことに気が付かなかったのでしょう。きっと、私は、Sさんを「元カレ」という枠に無理矢理当てはめようとするあまり、重要なことを見落としていたようです。「女ふたり、暮らしています。」に、「結婚という慣習は、時に人々の目を曇らせることがある」と書いてあったのをふと思い出しました。これは妻だから、夫だから、家事、仕事をして当然だと人々は無意識に思っているけれど、「妻」「夫」を「友人」に置き換えて考えてみると、先入観は消え、「妻」「夫」である人にいつも以上に感謝できる、ということが書かれていました。

詳しい書評はこちらからどうぞ。

 

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私は、Sさんが「元カレ」であるから、Sさんのことが気になるのは、Sさんに恋愛感情を抱いているからだと思い込んでいたようです。

そもそも元カレだから、一生男性として好きでいなければいけない理由なんてないことに気が付きました。Sさんは恋愛の面で私の気持ちに応えてくれることはありませんが、Sさんにできないことと言えば、それくらいでしょう。むしろ、それ以外であれば、様々な経験をしているSさんは頼りになるし、同い年だから共通の悩みを共有することもできるだろうし、まあ離れたければ仕事上で会う間柄でもないので距離を置くこともできますし。でも、距離を置いたからといって絶縁する訳でもなく、別にまた連絡したっていいし、つかず離れずいてもどうってことはないのでしょう。

Sさんを好意的に思っている自分自身を否定せず受け入れ、今後、Sさんのことを友達だと思って生きていきたいというのが私の出した結論でした。

 

そして、私はSさんに「君の話は生産性がない」と言われ、ずっと「どうしてあんな人好きになったんだろう、私は、男性を見る目がないのではないか」と思い、Sさんに対しての信頼が崩れたのと同時に、Sさんを好きでいた自分、Sさんを忘れられない自分自身をずっと許せないでいました。

でも、Sさんはそれに対し、「当時は傷つけてごめん」と3年越しに謝ってくれました。私は、その言葉を聞いて、初めて「若さ故に私を傷つけてしまったSさん」と、「そんなSさんを好きになった自分自身」を許せたのです。

それに加え、Sさんは「私に変わる必要はない」とも言っていました。

私は、男性に「ちゃんと」振られたのは、今回が初めてでした。初めて付き合った元カレIさんも、振ったその日に「友達に戻りたい」と迫ってきたり、最近告白したAmway勧誘のAさんには渾身のLINEでの告白も既読無視されるし、私はその度に自分自身で「Iさん、Aさんを好きだった自分」をナイフでめった刺しにし、何とか息の根を止めるようにして殺すしかありませんでした。「誰かを好きでいる自分」を殺す度、私は苦しみ、いつも死んでしまいたいと思っていました。「Iさん、Aさんを好きな自分」が自分の中に存在する限り、誰のことも好きになれないと思っていたから、そうする他なかったのです。

でも、今回は、SさんにSさんを好きでいたままの私を否定されることはなかったので、Sさんを好きでいたままの私は、殺さずに済みそうです。Sさんを好きでいたままの22歳の私は、「ほら、生産性がないって、やっぱり勢いで言った言葉だったじゃん」とぼやきながら今、この瞬間を生きている26歳の私の中にすっと消えていきました。いつも、このSさんを好きでいたままの22歳の私は、26歳の私の精神状態が悪いときに度々現れ、その度Sさんへの恨み事を言っていましたが、今後は、もう現れることはないのだと思います。

 

私は、振られて3年間経って、やっと、Sさんを好きになって良かった、出会えてよかったと心から思えたのです。

私は、元カレIさんはチャラく、信用に足る人物でなかったと思っているし、Tinderで出会った別の彼氏も同じように信じることができなかったし、Tinderで出会った1も、Wも、好きだったけれど、体目的の部分があったので、てっきり「自分はちゃんとした人間を好きになれないのではないか」と思っていたようです。

でも、今回はどうでしょう。Sさんとの出会いはマッチングアプリだったけれど、体目的ではなかったし、別れて3年経ってもLINEで返信をくれ、さらに真面目に復縁を考え、最終的に誠実に断ってくれたではありませんか。

なんだ、私、真面目な人も、ちゃんと好きになれるんじゃん。見る目、あるじゃん。また真面目な人を好きになって、きっと幸せになれるじゃん。と思えたのです。

 

今まで気づかなかったのですが、私は、昔喧嘩別れしたSさんと、仲直りしたい、とずっと思っていたのでしょう。本当に、和解できてよかった、と思っています。

 

最終的に、私は振られる結果になりましたが、Sさんに、未だSさんとのことを引きずっているんだ、と連絡したことに全く後悔はありません。むしろ、長年、モヤモヤしていたことにしっかり向き合えてよかった、勇気を出して行動して良かった、と思っています。LINEでのやり取りが辛いこともありましたが、この経験を通じてSさんと出会えてよかったと心から思っていますし、そう思える人を好きになれた自分にも、真面目なまま、変わらず、LINEを返信してくれたSさんにも、本当に感謝しています。

 

だから、もしまた自分が同じ状況に陥ったら、勇気を出して連絡したり、何かしら行動を起こすだろうと思います。今結婚していてパートナーに悲しい思いをさせたくない、みたいな状況であれば行動は起こさないかもしれませんが。

ここで、よく、ネットの記事に自分の人生が充実していないから、何か真剣に打ち込めるものがないから、昔の恋人のことを考えてしまうのだと書いてあり、この3年間それを信じてSさんに連絡をしないで来ましたが、果たしてそれは私にとっての真実だったのだろうか、と疑問に思いました。

確かに、何かに打ち込むことは素晴らしいことに変わりはありません。でも、私には、それが解決だとは思えませんでした。それはモヤモヤを抱えた自分を見て見ぬふりしている、ある意味現実逃避をしているということにすぎない、と思ってしまったのです。

何かに打ち込み、気持ちをそらすことは確かに一時的に気持ちが楽になりますし、辛くて死んでしまいたいと思っているときには確かに効果的な面はあると思います。

それで、モヤモヤが完全に晴れれば何の問題もないのですが、こんな風に何年もずっとモヤモヤし続けていて、辛い、なんとかして解決したいと思うのであれば、勇気を出して行動した方が良いのかもしれない、と今では思っています。

精神的に傷つくこともあるかもしれませんが、行動を起こすことで得られるものもあるはずです。

ネット、周りの意見に流されず、自分はどうしたいと思っているのかを、今一度真剣に考えるようになれたら良いな、とも思っています。別れた恋人に、連絡するのは、別に法律違反であるわけでもないし、何も後ろめたいことでは全然無いのですから。

 

別れた恋人のSNSについて自分なりの考えを書いていきたいと思います。

現在、TwitterInstagramのアカウントを持っていない若者の方が珍しい時代です。きっと、別れた恋人のSNSから、元恋人現在の近況を知ることは、簡単にできると思います。きっと、この先、恋愛をするにあたって同じ問題に直面することでしょう。

 

でも、Twitterの呟きには字数制限があり、制限があるという時点であくまでも得られるのは、「断片的な情報である」ということに間違いない、と思っています。今回私がSさんの「自殺したとき止めてくれる人は1人しかいなかった」というTwitterのつぶやきを見て慌てて連絡し、結局それは現在の話ではなく昔の話だった、ということもあるのです。今回のような失敗をしないためにも、元恋人のツイートを見て、一喜一憂するのはやめよう、と思いました。

そんなに気にかかるなら、勇気を出して字数制限がなく、電話もできるLINEで自分から連絡するべきだ、と今回のことを通して本当に思いました。

 

私は、元カレに連絡するなんて、絶対にしてはいけないことだ、と思っていましたが、今回の経験を通じて、もし、自分が逆の立場だったら、どう思うだろう、と考えてみました。

私は、元カレでも、少し疎遠になっている友達でも、連絡をくれれば懐かしいし、純粋に嬉しいと感じるだろう、と思います。今はこんなコロナウイルスでただでさえ外出しづらい環境ですから、尚更です。

 

もし、「別れた元恋人に連絡したいけれど、してはいけないんじゃないか」という先入観に囚われている人がいたとしたら、勇気を出して連絡してみてほしい、と思います。

コロナが流行っている今、みんな家に籠りがちですし、むしろチャンスなのではないか、と思います(笑)。

 

この記事が誰かの参考になったら嬉しいです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。