マッチングアプリで出会ったAmway勧誘者を通報した話6
この記事は、マッチングアプリで出会ったAmway勧誘者を通報した話5の続きです。
前回の記事は下記からどうぞ。
さあ、待ちに待ったお泊り会の日がやってきました。
お泊り会には、事前にCさんからパジャマだけ持ってくるように言われていました。
参加者が女子なのに、パジャマすら何を着ていったら良いか悩みました。
Cさんは、女子だけの集まりだと言っていたけれど、なんとなくAさんが飛び入り参加してくるような気がしていました。前回のシェアハウスの食事会も、仕事で参加できないと見せかけて突然参加してきたので、全然ありえる話でした。また、Aさんが万が一私に好意を寄せてくれていて、私と同じようにこのままだと友達で終わってしまうと考えていた場合、Cさんにどうしたら私と距離を縮められるか相談し、私に内緒でお泊り会に参加させてくれとＣさんにお願いしている可能性もありました。というより、そうだったら良いのにと思っていました。
Aさんが来るのであればパジャマはジェラートピケで買った方が良いし、そうじゃないなら安く済ませられるしGUが良いな…と思っていました。散々悩んだ結果、私の期待通りになる可能性はかなり低いし、Ａさんは人の嫌がることはしない人だと思ったので来ないと判断し、ＧＵでパジャマを購入しました。また、当日着ていく服も悩みました。でも当日Aさんが来ないなら、考えるのも面倒だしAさんと初めて会ったときと同じ服装で大丈夫だろうと思い、同じ服を着て行きました。
お泊り会は平日の夜に開催予定だったため、昼間は普通通り仕事でした。急いであがり、帰る支度をしている間にＣさんからLINEが来ました。よく見てみると、正確にはCさん、Aさん私の3人でいつの間にかグループが作られており、そのグループトークでCさんから今日はAさんが待ち合わせ場所である高津駅に私を迎えに来るからよろしくね、とメッセージが来ていました。
Aさんが来る？！
私はかなり焦りました。今日の服はAさんと初日に会った服と全く同じだったし、パジャマもジェラートピケではなくGUで買ってしまいました。あんなに悩んで買ったのにこんなことになるなんて…しかもこんな日に限って化粧もイマイチだし、このままではAさんにダサい女だと思われ、友達以上にはなれなくなってしまうかもしれないと思いました。でも、私はAさんに会いたいと思っていたし、Aさんも同じ気持ちなのだと思うと内心嬉しくてたまりませんでした。
ただ幸いにも、高津駅に20時集合で、仕事が終わったのは18時頃でした。
パジャマと服両方を購入する時間は無いと判断し、早々にパジャマの再購入は諦め、せめて洋服だけでも職場の最寄りの駅ビルでマネキン買いすることにしました。
ただ最寄りの駅ビルはあまり大きくなく、中でも洋服屋は数店舗しかありませんでした。中でも当たり障りが無さそうなローリーズファームで購入することに決めました。とにかく良さそうな感じの服を急いで見つけ、上下マネキン買いしました。
時間に追われていたので10％オフのクーポンをダウンロードする暇もなく、お金的には損していましたが、そんなことは全く気になりませんでした。そのときはAさんとの待ち合わせに間に合わせることの方が100倍大切でした。これなら堂々とAさんに会いに行ける、せっかく綺麗にしたし、Aさんに早く会いたいという気持ちでいっぱいでした。
電車で向かう途中、Aさんから何時ごろ着きそう？と連絡が来ました。
今日は遅刻せず迎えに来てくれるようでした。（最初に会ったときも、シェアハウスの食事会のときもＡさんは5分くらい遅れて来ていました。）
私はもうあと5分くらいで着くけど、ゆっくり来てくれて大丈夫だと返信しました。
半分本心で、半分嘘でした。Ａさんを困らせたくないし、怪我とかしてほしくないから急かしたくないけれど、早く会いたいから急いでほしい、という意味を含んだ「ゆっくり来てくれて大丈夫」という返事でした。はい、完全にめんどくさい女ですね。
でも到着時間を聞いてくれるなんて、なんだか今日は今まで以上に大切にされている感じがして、Ａさんに会ったどの日よりもこの日は早く高津に着かないかなと思っていました。
高津駅に到着すると、大好きなＡさんが改札を出たところで待っていました。
Ａさんに、今日来ないと思ってたけど、急にどうしたの？と聞きました。するとAさんは、1に登場してきたBさんと約束があり、Bさんの予定が終わるまでお泊り会が開催されるシェアハウスで時間を潰すことにしたとのことでした。
私は内心「なんだ、私に会うためじゃないのか」とがっかりしましたが、とりあえず会えたから結果オーライだよね！と無駄にポジティブに捉えることにしました。
お泊り会の開催場所は、前回食事したシェアハウスでした。シェアハウスには誰もおらず、私とAさんの2人だけでした。とりあえず、私とＡさんは台所のシンクで手を洗うことにしました。手を洗うとき、水道の蛇口の近くにあった機械から音がしました。見たこともない機械だったので、Ａさんに、これは何の機械？と聞きました。Ａさんは少し黙った後、「なんだろう？てかスターウォーズのＲ２Ｄ２に似てない？」と答えになっていない返事をしました。そのときは「確かにー！」とか私も言って爆笑していましたが、後になって調べてみるとAmwayの浄水器でした。完全に騙されてます（笑）。
その後AさんがCさんに到着した旨をLINEで伝えてくれました。すると、
Cさんは、具合が悪いから今日は行けそうにない、今日はZOOMで話そうと返信が来ました。
過去記事3でお願いした私が書いたやりたいこと100個を見るのと、Ｄ（時間もお金もある人）のなり方についてＺＯＯＭで話しますとのことでした。
私は動揺していました。意味が分かりません。女子だけのお泊まり会はどうなったのでしょう。今日私はＡさんとここでお泊り会をする流れなのでしょうか？
Ａさんに、「どういうこと？私、今日泊まるつもりだったのに、どうしたらいいの？」と聞いたら、「流れに身を任せればいいんだよ」と言われました。
流れに身を任せる？！流れってどういった流れ？？男女2人で密室で流れに身を任せるってもう絶対アレじゃん…！！
そう思った瞬間、自分の置かれている状況にようやく気付きました。素性をよく知らないＡさんと知らないところで2人きり、Ａさんは男性で私より当然力も強いし、私に変なことだって簡単にできます。そのことに気づきましたが、私はもうすっかりＡさんに恋してしまっていたためもう最悪危ない目に遭ってもいい、Ａさんとやっと2人になれたんだから、と思っていました。どうせ誰も見てないなら手とか繋いだって別にいいし、Ａさんと腕を組むことだって余裕でできます。私はＡさんの腕にどのくらい筋肉がついているのか確認したいと会ったときから思っていました（Ａさんが筋トレ男子だったことは確認済）から寧ろ願ったり叶ったりです。また、可愛く甘えることができればＡさんは私のことを女性として意識するに違いありません。これはある意味チャンスです。Ｃさんには申し訳ないけれど、ＺＯＯＭの話はほどほどにしてもらって、Ａさんと2人きりで過ごさせてほしいとすら思っていました。
Aさんは自分のiPadでCさんとのＺＯＯＭの画面を映してくれました。この日Ｃさんが直接来なかった理由は今考えてもわかりませんが、Ａさんは間違いなくこうなることを見越してiPadを持ってきていたのだと思います。Cさんの顔が映っているiPadを前に、私とAさんは横並びにテーブルに座りました。
そして、Ｃさんの話が始まりました。
