あなたはもう受けた？セクシュアリティ診断anone,受けてみたらマッチングアプリで役に立ちそうだと思った話
前回の記事で、私が3年前マッチングアプリで出会った元カレが性自認の話を取り挙げていたので、私自分自身のセクシュアリティについて考えてみようと思いました。
元彼の話はこちらからどうぞ。
というのも、元彼は性自認が一部女性であるということでした。かわいいものと、女性の服を見るのが大好きな人でした。当時の私はなんの違和感も感じず、むしろ彼のそんな女性的な部分を好意的に感じていたのです。また、Ｓさんとの行為中、女性的な悦び方をするＳさんを見て私は興奮していました。そんな私は、今まで自分のことを異性愛者だと思っていたものの、本当に100％純粋な異性愛者なのだろうか？と疑問に思ったのです。
というか、自分がどんな人を好きになるのか分からなければ、恋人なんて探しようもなくない？と思ったのもあります。
ネットで調べてみて、セクシュアリティに関する本などもあったので少し内容を見てみましたが、横文字が多く、なんだか難しそう…。という印象を受けてしまいました。ジェンダーの話って、想像よりも複雑なんですよね。Aさんに振られ、Sさんも忘れられない傷心中の私に、難しい本の内容なんて入ってきそうにありませんでした。というか、普遍的かつ重要な問題なんだから、もう少しかみ砕いて説明してほしいといつも思ってしまいます。
とにかく今回は、自分のセクシュアリティを確認してみたい一心だったので、こちらの診断を受けてみました。
診断を受ける前、私はセクシュアリティという機械的に作られた仕組みの中に自分を定義するなんて、むしろ生きづらそうだと思いました。私は、絶対唯一無二なのだから、用意された枠に100％当てはまるわけがない。そう思っていました。でも、この診断は結果が2000通りあり、受けてみたら、意外と自分が受ける前に認知していた自分自身に近かったのです。
診断には、メールアドレスの登録が必要になりますが、登録も簡単にできました。
この診断では、66の質問に答えることで、自分自身のこころの性、恋愛的指向、性的指向、表現したい性の4つを診断することができます。上記のサイトにも載っていますが、念のため載せておきます。
- こころの性…先ほど書いた、性自認、つまり自分が自認している性のこと。
- 恋愛的指向…どんな人に恋愛感情を抱くのか、恋愛をどう位置付けているのか。
- 性的指向…どんな人に性的な魅力を感じるのか、性的な欲求をどう位置付けているのか。
- 表現したい性…自分自身が、表現したい性別。ここでの表現は、言葉づかいや、服装などの自己表現を指します。
質問は66個あり、4択の選択肢から自分に当てはまるものを選んでいきます。質問の数が多いので、時間があるときにゆっくり受けるのがおすすめです。
私が受けた結果は…
ではひとつずつ説明していきます。
こころの性、シスジェンダーは、体の性と、こころが一致している性です。確かに、自分が女性であることに疑問を感じたことは今までなかったので、ここは納得です。まあ詳しく勉強していないので、こころが「女性」ってなんだろうと疑問に思うところはありますが…。ここは詳しく本とか読まないと納得できなそうです。
他にこころの性として、こころとからだの性が一致していないトランスジェンダー等があります。その中でも、さらに細かく分類すると、こころの性が女性と男性の中間である中性、男性、女性どちらでもある両性、男性、女性でもない性を無性、性自認が流動的な性であるＸジェンダーがあるようです。
次に、恋愛志向についてです。私はヘテロロマンティックという、異性愛者という診断結果でした。女性を恋愛対象として考えたことがなかったので、違和感はありませんでした。まあ、Ｓさんかわいいものが好きな男性、という括りで当時考えていたので、結局は異性愛者ということになるのかもしれません。
また、現在は異性愛者でも、好きになる対象の性別が変わることもあるそうです。この辺りはおそらく一般的に認知されていそうですが、他には同性愛者であるゲイ、レズビアン、男性・女性両方に恋するバイロマンティック、好きになる人に性別は関係ないと考えるパンロマンティックがあるそうです。
そして、もう一つ結果として出たガイネ/アンドロセクシュアルが私にとっては衝撃的でした。この性は、異性の身体的特徴（外見）に惹かれる性とのこと。さらに、ガイネセクシュアルは女性の身体的特徴に惹かれる性、アンドロセクシュアルは男性の身体的特徴に惹かれる性だそうです。つまり、私はアンドロセクシュアルということになります。「面食い」って、セクシュアリティだったんだ。何を隠そう、私は初めてできた彼氏は顔がかっこよかった、一目惚れしたという理由で付き合い、最近Amway勧誘してきたAさんも、顔がイケメンだから好きになってしまっていたのです。韓流スターも顔かっこいいし。Sさんを好きになったのは顔がいいからではなかったので、それだけは例外ですが、的を射ているを思います。また、このセクシュアリティは外見重視なので一目惚れが多いそうです。今思えばＡさんにも一目惚れしていましたし。なにより、友人にもほんと面食いだよね、外見じゃなくて中身で選ばなきゃね～みたいなことを言われ、外見は満足できなくても内面重視で付き合ったこともありましたが、確かにうまくいきませんでした(笑)。今まで「面食いである」ことは自分の欠点であると思っていたのですが、セクシュアリティの1つとして存在していることに少し安堵しています。存在しているということは「面食いである」のは私だけでない、そして「面食いであること」を辞める必要もないということに他なりません。これなら、マッチングアプリで心置きなくイケメンを探せそうです。
他には、相手を好きになるけれど、好きになられるのは怖いリスロマンティック、恋愛感情がないアロマンティック、強い信頼関係で恋に落ちるデミロマンティック、恋する相手が複数人いるポリアモリー、友情と恋愛の区別がないクォイロマンティックというセクシュアリティがあるそうです。
次に、性的指向です。私はヘテロセクシュアルという、異性に対して性的な欲求を抱くセクシュアリティでした。私は女性的なところがあるＳさんとの行為を楽しんでいましたが、Ｓさん自身の身体は男性であるわけですし、私はＳさんを男性（こころも、身体も）だと思っていたので恋愛指向同様、同性愛者には当たらないのかもしれません。まあ、落ち着いて考えてみたら、そりゃそうだ。
他のセクシュアリティは、恋愛指向と同様、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、パンセクシュアルがあるそうです。
性的指向でもう一つでてきた、リスセクシュアル。この性は、性的欲求はあっても、特に身体の関係を必要としないセクシュアリティのようです。好きな相手から性的な欲求を向けられると、冷めてしまうこともあるとのことでした。分かります。なんか、下ネタとか、ホテルがどうとかそういう話を会って数回でされると本当に引いてしまいます。身体目的の人が本当に嫌いです。私が好意を抱いている相手と肉体関係を持つときは、性的な欲求もありますが、大部分は関係を維持させるために必要であると判断したときです。でもそれでも、最後までできたのは最初の彼氏だけでした。もし肉体関係を持たずとも愛情を注いでくれるのであれば、肉体より精神的なつながりを求めるので多分そんなに頻繁にはしないと思います。
最後に、表現したい性です。私は、男性でも、女性でもない表現を好むノンバイナリーでした。中性的な服装を好んだり、セクシュアリティの枠にとらわれず、いいと思った言葉を使ったりするそうです。確かに、女性全開のフリフリの服はあまり好きではないし、髪もショートカット、ズボンを週半分くらい履いている私は、ノンバイナリーに近いのかもしれません。また、女性らしい服装を強要されるのも違和感を感じることがあります。Ｓさんにアウトレットで服を選ばれた後にも、嬉しかった半面女性らしい服装求められているような気がしてしまい、自分自身を否定されているようで少し悲しくなりました。他にも、学校の制服とか、会社の制服とか、どうしてスカートで、こんなリボンがついたものじゃなきゃいけないんだろう…と疑問に思うことがありました。冬とか寒いし、夏はストッキングもハイソックスも暑いし。ズボンの方が楽そうだと思ってしまいます。好きな色も、昔から真っピンクよりも、水色が好きでした。なので、鞄や、ペンケース等の小物も、水色とか、黒、白が多いです。マフラーとか普通にバーバリーの男ものを使ってました（おじさんをあまりに被ることに気づいてつけなくなった）。
腹が立つときは○○と一緒いると虫唾が走りそうだと心の中で思ったり、○○は地獄に落ちそうな顔をしているとか言ったり（昔は今より感情の起伏が激しかったので許してください）なんだか確かに女性らしい言葉遣いではない、というか普通に毒舌なんですよね。人に言ってはいけない言葉なのはわかってます。本当に私にきついことを言われた人、ごめんなさい。
私がセクシュアリティについて調べようと思ったのは、主に自分が異性愛者なのか確認するためでしたが、表現したい性が女性でないというところに薄々気づいていたからからというのもあるかもしれません。
あとは表現したい性に、体に性が一致しているシスジェンダー、それが一致しないトランスジェンダーがあるようです。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
この診断、無料なのにも関わらず、結構詳しく結果がでるので面白いですよ。
もしよかったら、やってみてくださいね。
