僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

失恋したので本屋に「運命の出会い」を探しにいってみた【韓国の本を買うときに気をつけていること】

Aさんに振られ、私は途方に暮れていました。でも、いつまでも途方に暮れているわけにもいきません。

 

Aさんに告白して振られた話はこちらからどうぞ。

 

momokoara0402.hatenablog.com

 

せっかく時間もできたことだし、ずっと行きたかった神保町の「チェッコリ」(という韓国の書籍を扱う本屋さん)へ行こう。そう思った私は自動車免許の更新をさっさと済ませ、自炊のための買い物もせずにチェッコリへ向かいました。チェッコリとは韓国書籍専門の書店で、日本語訳されている韓国の小説、エッセイ、詩集、韓国語で書かれた書籍など一般の書店には並んでいない本が沢山あります。

 

 

神保町から歩いてすぐのところにあります。駅から近いし、一回行ったことがあるのに方向音痴な私は迷子になりながらなんとかたどり着いたのでした。ビルの3Fにあるのと、入口が小さく少々分かりずらいです。入口にチェッコリの看板が立っているのでそれが目印です。

 

中に入ると、韓国の本がずらーっと並んでいます。韓国の本は、表紙に可愛いイラストが書かれたものや、パステルカラーのものが多く、見ているだけでも楽しいし、癒されます。もちろんここに置いてある本は全て立ち読み可能ですし、店員さんもレジで作業しているので、ゆっくり本を選ぶことができます。コロナなのかよくわかりませんが、前回来たときも、今回も人がごった返しているような様子はなく、居心地いいんですよね。

私は、韓国の本を買うときは必ず少し立ち読みしてからに買うことにしています。ネットであらすじだけ調べて買ったこともあるのですが、想像していたのとなんだか違い、途中で挫折してしまった経験があるからです。それに、一回目にチェッコリに来て立ち読みして選んだ本が、先が気になって食事するのも忘れそうになるほど面白かったからです。また、韓国の本って電子書籍になっているものが少なく、kindleとかでほとんど試し読みできないんですよ。まあ、選ぶのも楽しいからいいんですけどね。

 

入口側に日本語訳された本、奥にはハングルで書かれた本、さらにもう少し奥にいくと韓国語の勉強用のテキストが置いてありました。さすがにハングルで書かれたものは解読できる自信がなかったので、日本語訳された本が置かれた棚へ直行。早速以前から気になっていたエッセイが並んでいたので試しにパラパラ読んだ瞬間、「これだ!!」と私の直観が叫んでいると思いました。普通の日本の小説とかエッセイではそんな感覚にならないのですが、韓国人が書いたというだけでなぜ絶対これだ、運命だ、と思ってしまうのでしょう。立ち読みの時点で、胸がどきどき、わくわくするなんて本当に不思議です。恋愛でもそれ以外でも私は惚れっぽくて、思い込みの激しい性格で、もうこれは治らないのだと思います。

じっくり吟味しながらもう一つ、朝井リョウさんの推薦文がついた小説も手に取りぱらぱら立ち読みしました。恋愛のことで頭が一杯すぎて、また恋愛ものを手に取ってしまった、でもたまにはいいか、この前起きたことを客観的にみれるかもしれないしと思い、これも購入しました。

 

帰宅する途中も、最初に手に取ったエッセイの先が気になって、パラパラ読みながら買えるほどでした。

 

そのエッセイの感想はこちら。

 

momokoara0402.hatenablog.com

 

 

中には普通のハードカバーの本の2倍くらいの金額の本もありますが…。気に入らない本を買って挫折するより全然いい気がしています。気に入った物を大事に読むのも楽しいです。本は、自己投資にもなりますし。

 

今までは、本屋に行って本を選ぶときは、ネットで口コミを見たり、入念に調べたりしてから立ち読みもせずに買ったりしていました。でもやっぱり百聞は一見に如かずと言いますし、自分で読んでみてゆっくり吟味しながら買うのも楽しいですね。この年齢になるまで、なんでそんなことに気付かなかったのでしょう。ネットの普及による弊害でしょうか。

 

またこの2冊が読み終わったら選びに行こうと思います。