僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

年収が低いと幸せになれないなんて、私は絶対に信じない

家具が揃い、私の悩みは1つ減った。

そのことに安堵していた。

そんなことをしていたら、いつの間にかあっという間にクリスマスが近づいてきていた。

家具の組み立てをした日、クリスマスの予定を決めた。


しゅうたがお店の予約を取ってくれた。
当日も、普通の恋人、いや学生のようにはしゃいであっという間に過ぎ去った。

なんだかんだで、25、26日2日間一緒に過ごした。

初めて一緒に夜を明かした。

シングルベッドに2人で寝るには狭すぎたからか、一睡もできなかった。
一睡もできなかったが、くっつている間だけは、仕事のことも、将来のことも、家事も、家具のこともどうでもよく思ってしまうくらい幸せだった。

これまでやりたいことをやっている人生が、一番幸せなのだと思っていた。
YouTuberのような人生が正解なのだと思っていた。

やりたいことが特にない自分は幸せになれないと思っていた。でも本当はそんなわけがないとも分かっていた。

おそらく頭では理解していたつもりだったが、心から納得はしていなかったのだろう。

そんな思い込みでがんじがらめになっているとき、音も聞こえない、周りも見えない深海にいるような息苦しさを感じた。

かすかに自分を救ってくれるような光を感じることもある。でもそこに目を向ける気力すら湧かない。

すぐに立ち直れないくらい精神的に落ち込み、もう2度と這い上がってこれないかもしれない恐怖に震えることもあった。

同じ静寂ではあるが、今回は違った。

暗い中、しゅうたが私の方に身を寄せてくる。

そのとき、しゅうたを暗闇の中にある一筋の温かい光のように感じた。
暗く静かな中、私の目の
前にあるかすかな光。

それさえあれば、幸せなんじゃないかと錯覚してしまうほど、これがあれば大丈夫だと確信したくなるほど、温かく感じる光。その光は、「お前はこう生きるべきだ」という外の世界の雑音から私を守ってくれているような気がした。


我ながらこんなくさいことを書くなんてどうかしている。本当にそう思う。

でも、何事もなく終わったわけではない。

事件は、26日の別れ際に起こった。


私たちは最後、銭湯でサウナに入り、夕食を食べて解散した

事の発端は、夕食時の年収の話だった。

会話の流れで、ふいに私の年収を聞かれた。
去年は手取りで270万だったと言った。彼は驚いていた。
まさかここまでお金がないとは思っていなかったようだ。

後から聞いた話だと、バチェラーデートでは、男性は女性の年収を確認することができないらしい。
そんなことを知るはずもない私は、てっきり年収を見たうえで納得して私と付き合っているのだと思っていた。

「俺だったらどうやって生活して良いかわからない」

確かにそう言われた。

一応少し昇給したので来年は手取り300万くらいはいくと思うのだが、確かに世間一般的には高い方ではないだろう。
稼ぐ能力がないと思われても、仕方がない金額ではある。


さらに、私は一般職だ。アピールできるスキルなど何もない。
転職したとしてもすぐにたくさんお金を稼ぐなんて不可能に近かった。

ずっと一緒にいるには、好意だけでは、ダメなのだろうか。そんなに現実は甘くないのだろうか。
お金が無さすぎると、どうやっても幸せになれないのだろうか。

父は、母よりお金を持っていた。
これだけ聞くと当たり前だろうと思われるだろうが、自営業をしている父と、キャリアのない母の年収は5倍くらい違うと思う。

父はお金があるが、浮気して家を出ていったせいで、血の繋がった子どもに嫌われている。
離婚した父にとっては、家族は父の母と父だけだろう。

離婚した当初は生活に苦しむ母よりも裕福で、家族を守るよりもやりたいことがある父の方が幸せなのだと思っていた。

でも、「子どもを捨ててでも仕事がしたい」と言った父は、なぜか私の連絡先を手に入れ、今でもLINEを送ってくる。

本当に幸せなら、捨てたものにすがりはしないだろう。

「金が全てだ。年収が人の価値を決めるんだ」そう言いつつ捨てた子どもに必死に連絡をしてくる哀れな父は、私にとって反面教師でしかなかった。

父が不幸に思えてしまうのは、すなわちお金があっても幸せにはなれないと私自身が思っていることでもある。

年収で私のことをかわいそうだと言うしゅうたは、大嫌いな父と何が違うのだろう。
彼も父のようにお金が全てだといい、すべてを失う人生を送るのだろうか。

私はしゅうたに失望していた。しゅうたは、お金で人を判断するような最低な人間だったのか。

いや、そういう考え方自体はあってもよいけれど、私とは根本的に合わないだろう。
信じたかったけれど、もう無理だ。しゅうたに付いていったら、私は不幸になってしまう。


私は年収が低いと幸せになれないなんて、絶対に信じない。だからしゅうたのことも信じたくない。
私が心から信頼している異性はこの世で弟だけだ。恋人ができても
変わることなどなかったのだ。

そう思ってしまうくらい、何もかもがいやになっていた。

続き↓

momokoara0402.hatenablog.com

どうしてこんなに人に頼るのも、信じるのも難しいんだか

しゅうたの家に行った後、悩んでいた。

2回目のデートで、体の関係を持つなんて、早すぎるのではないか

いつ関係を持つかなんて、本人たちで決めることに決まっている。正解などあるはずがない。
頭ではそう理解しているつもりだったが、気持ちはついていかなかったようだ。

「付き合った後どのくらいで体の関係を持つべきか」その答えを探すべく、Googleで早速検索をかけた。

少し調べると、平均して1ヶ月後と答えが出た。
まだ交際し初めて数週間だった。平均と比べるとどう考えても早い
軽い女だと思われただろうか。しゅうたは私のことを本当に大切に思っているのだろうか。


だんだん疑心暗鬼になってきた。


そんななかで、一週間先延ばしになっていた昭和記念公園の紅葉を見に行く日になった。

当日は立川駅で集合だった。
新宿付近でのデートが多かったので、遠出できるのが嬉しかった。

しゅうたおすすめの台湾混ぜそばを一緒に食べた後、昭和記念公園へ向かった。


しかし、時は12月。いちょうはすっかり枯れていた。
枯れ葉だらけの風景を見ながら冬の訪れを感じた。

寒かったが、せっかく来たので一緒にベンチに座った。

「俺、少し体調悪いかも。」
「あ、本当に?帰る?」
「いや、せっかく来たからもう少し見ていこうかな」

「そう?無理しないでね」

「なあ。俺がもしコロナみたいな感染症になったら、一緒に死んでくれる?」

え?どういう意味?
それを言う意味が分からない。

何か不安なことでもあるんだろうか。

今思えばそんな深い意味があるとは思えない。
彼はなにも考えずに
しゃべっているし、もうこれを言ったことすら忘れているだろう。

怖かったので「いや…死にたくはないかな」と冷たく突き放した。

「…そっか。じゃあ俺一人で死ぬわ」と少し悲しげな声が返ってきた。

本当に自分がコロナだと思っていたのだろうか。


その日は彼の言う通り夕御飯を食べずに早めに解散した。


結局しゅうたへの疑いは晴れるどころが深まるばかりだった。

付き合ったときも、「お互い相手がいないなら付き合おう」と言わ
れた。
じゃあ、もっと良い相手ができるまでだけの関係なのだろう
か。
明るい未来を思い描いてはいけないのだろうか。

やっぱり、クリスマスの日程を埋めたかったのだろうか。

数年前、一度だけクリスマスの予定を埋めるためだけにマッチングアプリで男性と会ったことがある。
もちろんクリスマスまで遊んでその男性とは関係が終わった。向こうは好意を抱いてくれていたが、男性として良いと思えなかったのだ。

これまで、人を傷つけたりもてあそんできたが、自分が相手側の気持ちになる日が来るとは思っていなかった。

本当に自業自得だ。


もう1つ、気になっていることがあった。


しゅうたはいつも家事のことを聞いてきた。

私は家事に全く自信がなかった。一人暮らしを初めてから半年以上経つが、部屋にはちゃぶ台とデスクトップパソコンしかなかった。

家電は電子レンジと冷蔵庫、ガスコンロだけだった。一応最低限揃っていたが、マッチングアプリで彼氏探しをしていた最中は忙しくて自炊など全くしていなかった。
毎食コンビ二に食べたいものを買いに行っていた。


ただダイエットは頑張っていたので、食べていたのは高タンパクで低糖質なものだけだった。

でも毎回その話をされるので、いつしか家事能力を試されているような気持ちになっていた。

この後の話はブログでも少し書いているし、友人たちもしゅうたも散々聞かされている内容でもある。

不安になった私は勝間和代のロジカル家事を読み漁り、必死で「楽して家事をする」方法を考えたのだった。

全く好きなことをする時間はなかった。

毎回Amazonで役に立ちそうな家電を探しては購入し、届いたら梱包を解いては説明書を流し読みし、機械に慣れる練習をした。

食洗機、衣類乾燥機、ホットクック、お掃除ロボット、さらに床拭きロボットのブラーバ。特に食洗機と衣類乾燥機は大きく、梱包を解き、設置をするだけで一苦労だった。


さらに彼は私の家をそのうち見てみたいと言った。

ちゃぶ台しかない家に、彼氏を呼ぶ勇気などなかった。

ネットでテーブル、ソファ、ベッドマットレス、ベッドフレーム、シーツ、布団カバー、ハンガーラック、衣類乾燥機用のラック、デスクトップパソコン用のテーブル、椅子。

とにかく大量に注文した。

上記の家電の梱包に加えて、家具の組み立ても必死で行った。
全く仕事の休みを取らずに組み立て続けたので、毎日泣きたいくらい大変だった。


上記すべてを組み立て終わり、残るはベッドフレームだけとなった

ベッドフレームだけ、どうしても力が足りなくて組み立て終わらなかった。

泣く泣く私はしゅうたに助けを求めた。

迷惑に違いないと思っていたが、頼んでみるとあっさり了承してくれた。
ベッドフレームの組み立てと、マットレスの設置を手伝ってもらった。


あんなに悩んでいたのに、作業は一日で終わった。
しゅうたは突然呼んだにも関わらず、初めて家に呼ばれたからか、頼られたからか、嬉しそうにしていた。

意地を張らず、最初からそうすれば良かったのだ。
私はつくづく人に頼るのが苦手だ。

こんなとき、実家にいた頃母が言っていたことを思い出す。

「案外、人って頼られると断れないもんだよ。困ったらもう少し頼ってみなよ」と。

現実はドラマのようにはいかなかったけれど

次に会ったのはしゅうたの地元だった。

本当は次は立川にある昭和記念公園で紅葉を見る約束をしていた。

しかし口頭で約束をしたものだから、お互い認識している日が違い、なんだかんだで次に会うのは2週間後になった。

彼は1週間前の日曜日だと思い込んでいたようだ。1週間誤って空けてしまっていたらしい。

なぜか私はそこに引け目を感じていた。きちんと日程を確認してたらそんなことはさせなかったはずだったのだ。

そこで私は「ねえ、今日空いちゃったなら会おうよ!しゅうたの最寄りまで行くから!」そう言った。

向こうは遠いだろうから新宿集合で良いよと言ってくれたけれど、私はいつも新宿まで来させて悪いと思っていたのでその日は頑張ってしゅうたの地元へ向かうことにした。

仕事から家に戻って慌てて化粧をし、財布のレシートを整理し、新しく購入した鞄と靴、上着を羽織って家を出た。

どこからどう見ても、THE彼女のような服装だった。夜からし会わないのに、鞄も上着も変えるなんて、随分な張り切りようだ。

新宿駅に着き、普段は全く乗らない路線に戸惑いながらなんとか電車に乗った。
到着するまでしゅうたの地元はどんなところなのだろう、と想像するとドキドキとワクワクが止まらなかった。

小さな鞄には本などはいるはずもなく、スマホと財布しか入らなかった。
スマホを開き、何か暇潰しにでも見ようかと思ったが、なんだかソワソワしてしまってなにも調べる気になれなかった。
次第に眠気が襲ってきて、少し座って目を閉じていると、あっという間に到着した。

事前に言われた改札まで向かい、合流した。

彼の地元は落ち着いた感じの住宅街だった。
しゅうたは数件夕御飯を食べられそうなお店を教えてくれた。

言われるがまま、雰囲気の良さそうなイタリアンのお店に入った。

その日のしゅうたはこれまで以上に思考が停止しているように見えた。
普段からあまり考えず話している感じだったが、その日はそれまで以上に上の空だった。

それに、会話の節々で意味の分からないことを言ってくる。
「ももちゃんは、一度心を開けばあとはいけるタイプだと思う」

確かに人見知りで、人に心を開くまでには時間がかかる方だ。
いけるって、もしかしてもっと仲良くなるということだろうか。

「今日なんだかぼーっとしてる?もしかして疲れてる?大丈夫?」
「いや。大丈夫」

そのときの私には意味が分からなかった。
今思えば、私を家に誘う算段をたてていたに違いない。

そんなこんなで食事を終え、店を出た。

会計は、彼が出すよといってくれたが、前回夕飯をごちそうになったので遠慮して私が支払った。
クレジットカードを無理矢理彼の財布にしまわせる姿を見て、店員さんたちは穏やかに笑っていた。

前に貯金があるなら割り勘ねと言ったしゅうたが払うと言った理由すら、大方予想がつく。
私を家に誘うから少しカッコつけたかったのだろう。
わかっていても支払ってくれること自体はありがたい。興味のない相手にお金を出したがる男性などこの世にいないことは理解しているつもりだ。


次の日も仕事だったので、そのまま帰るつもりだった。
でも「少し散歩して帰ろうか」と言われた。

まあ少しだったら良いか。「いいよ」とだけ返してしゅうたの地元の商店街に向かった。

とはいえ、夜21時近かったので、閉まっている店も多い。
当たり障りのない会話をしながら、しばらく歩いた。

どう見ても駅から遠ざかっているし、しかも寒い。
「ねえ、寒い」
「そんな寒いのに申し訳ないな。どっか中入る?駅引き返す?」

「…いや、大丈夫」
せっかく連れてきてもらったし、もう少し一緒にいたいな、くらいの気持ちだった。

時折会話の中で「俺の家遊びに来る?」と聞かれた。
私も一応大人だ。小学生のように本当に遊ぶだけでは終わらないことなど分かっている。

その度に「家は行かない。その前に今日は帰る」と返すだけだった

一度断られてもしぶとく誘ってくるのを見ていると、以前メンタルが弱いと言っていたのが嘘のように感じてしまう。
大分鋼のメンタルをしていると思う。


もう少し歩いて、「うちでお茶しない?新しく買っておいた食器があるから、紅茶でも飲もう」と言われた。

絶対にお茶で終わるわけがない。
でも、付き合ってから手をつなぐ
くらいしかしておらず、少し寂しく思っていた。
冷静に考えてみればまだ付き合って2回目のデートだったし、そこまで焦る必要などなかったのに。

まあ、キスくらいで終わるだろう。それくらいなら別に困ることもあるまい。
それにしゅうたがどんな家に住んでいるのか興味があった。


だから「いいよ。しゅうたの家気になるし!」と返した。

「じゃあ、俺の家この先だから行こうか。」と言われた。

先なんかい。
私、家に誘導されてたのか。大分策士じゃない?

今思うと脚本家が書いたのではないかと疑うくらいの出来だ。

予め食器も紅茶も用意されているなんておかしい。しゅうたの家に向かう途中の商店街を散歩していたのだっておかしい。
その場の流れでここまでできないだろう。

この日の彼は驚くくらい用意周到だった。

ちなみに今日に至るまでこれほど彼が用意周到だったことなどない予めなにかを準備したりなんてしない。

いつもはもう少しいい加減だ。

「エッチなことがしたい」と一言言うだけなのに、なぜこうも回りくどいまねをするのだろう。
私は少し呆れていた。
本当に世の男性は大変だと思う。

彼の家は確かに男性の独り暮らしにしては綺麗だった。
社会人になって上京してからルームシェア、一人暮らしをしているので大方家事はできるとのことだった。

だだ、私が現段階で確認できているのは掃除の実力くらいだ。
料理はまだ確認中なので彼の「できる」の程度など知る由もない。

大きな紺のソファに言われるがまま腰かけて紅茶ができるのを待った。

彼の家は電気FHがあり、私の家より温かかった。
いつもしゅうたの家に来るとなにもしなくても温かい部屋で温かい飲み物が出される。
拾われた捨て犬のような気持ちになってしまう。

まあ単に私の家が寒すぎるだけかもしれない。
それに実際に私は捨てられ
たのではなく、自分から実家を出ている。
捨てられてないのに、不思議とそんな気分になってしまうのだ

別にテレビをつけるわけでもなく、居間で一人用のテーブルを囲んで一緒に紅茶を飲んだ。
このときベラベラ話した記憶はない。しばらく静寂が流れた。

ある程度飲むと、何故か2人でソファに座った。
いや、理由など決まっている。

今思えば彼はそわそわしていた。ソファに座ってからは特にそわそわしていた。

まあ、キスくらいなら…と思っていた私もきっとそわそわしているように見えただろう。
恥ずかしくてしゅうたの顔など見られなかった。

さすがにこの後のことを詳しく書くのは憚られる。

「俺のこと、好き?」と聞かれた。

できればその質問は私がしたかった。

いかにも女子がしそうな質問だからまさか向こうからしてくるとは思わなかった。
それに、この時点で今ほどしゅうたが好きだったかと言われると、正直そ
うではなかった。

自分がどう思っているのか、
全く知らない異国の文字で書かれた物語を読んでいるときくらい分からなかった。

でも、この状況で正直に答えるわけにはいかなかった
付き合っているのに分からないと答えるなんておかしいにもほどがある。

今思えば私は自分の好意をペラペラと口に出せる男性としか付き合って来なかった。
しゅうたもきっと自分のことを話すのが得意なのだと思っていた。得意だけれど、あえて私にはしてくれないのだと勝手に思い込んでいた
別にしゅうたを悪者にしたかったわけではなく、そういう男性しか知らなかったので仕方がない。

だから、しゅうたが本当に私のことをこれからも好きでいてくれるのか、それとも体の関係を持ちたくて付き合ったのか、もしくは一ヶ月後のクリスマスの予定を埋めるためだけに告白したのか、分からないと思っていた。

分からないなら、聞けば良かったのだ。

でもこの時点では私の不安は漠然としすぎていた。自分でも、自分自身が何を望んでいるのか分からなかった。

分からなかったから、少しの沈黙の末「うん」とだけ答えた。
そうするしかなかった。

しかしこの日は初めての2人きりのお家デートの日になってしまったのだ。言うまでもなくキスだけで終わるわけがない。
が、私側の都合によりこの日は上半身のみで終了した。ちなみに彼がすっきりするまで付き合ったことは言うまでもない。
彼側のすっきりなど二の次だったが、さすがにその気にさせてしまったのにこれで帰るのは申し訳ない、という気持ちでサービスしたつもりだった。


向こうは泊まってほしそうにしていた。でも私は冷静に「明日仕事だから帰る」と言った。
しゅうたが泊まってほしそうにしたことなどこの日以外にない。

なぜなら、私たちは2人一緒にいると一睡もできないからだ。

これがドラマだったなら、このあとお互いがいる安心感からぐっすりと眠りについていただろう。

残念ながら、現実はそこまで甘く、ドラマチックではない。

本当に、残念ながら。

恥ずかしくて題名がつけられない話

そしてあっという間に1ヶ月が過ぎた。
バチェラーデートのレートが1になった日だった。

泣き腫らした目で、死にそうになりながらメイクをし、しゅうたとのデートへ向かった。


場所は表参道。
向こうが人生酒場に行った際に勧めてくれた紅茶専門店へ向かった。

これは後から知った話だが、しゅうたは紅茶が好きだ。
関西出身で方向音痴な彼は一見店など全く知らなそうに見える。

でも大学時代に東京で何度か遊んだ経験があったため、良い雰囲気のお店を知っているようだった。


紅茶専門店へ入り、早速席に着いた。
しゅうたは久しぶりだからか、少しテンションが高いように感じた。

旅行の話や、いつも見ているyoutubeの話で盛り上がった。

私は寝る前に「右脳くん」という耳かきASMR動画を聴いてから寝る話をした。

彼はふざけて「それなら寝る前俺がささやけばええやん」とか、「そんなんでお金になるならイケボの友達にやらせようかな」と言った。

私は冗談が通じないタイプだ。

「本気なの?」と目を丸くして言うと、
「冗談にきまっとるやん。俺そこまでお金の使い方下手じゃな
いで」と呆れたように言った。

お金の話をするしゅうたの目は怖かった。
男性のプライドを傷つけるよ
うなことを言ってしまったのかもしれない。
怖い。どうしよう。

私が少し黙り込んでいると、あっという間に話は変わり、家事の話題になった。
向こうはさっきのお金どうこうの話はあまり気にしていないようだ。
私もとりあえずさっきのことは忘れることにした。

私は自炊も掃除も全くできなかった。というか、しゅうたと出会う前は興味
すら湧かなかった。
でも世間的には家事ができる女性のほうが良いとされている。
彼氏
ができればゆくゆくはなんとかしなければいけない問題だろうという認識は一応あった。
一人暮らし歴の長い彼に、しょっちゅう家事のコツを聞いていた。

この日はなんとかしなければな、と思っただけで行動を起こそうとまでは思わなかった。

さらに話題が変わり、しゅうたが普段仲良くしている友人の話をしてくれた。


いつも仲良くしている友人は、「恋人がいない」という話をするんだと、最初に教えてくれた。
友人といつも恋愛がうまくいかない話をしているようだった。

恐らくだが今はしていないだろう。
男性は恋愛でうまくいっていない話はするが、うまく行ってからの話はあまり共有しないらしい。

私の数少ない友人もいつも恋愛のことで悩んでいた。
彼のいつもいるコミュニティと私のいるコミュニティが少し似ていることに安堵していた。
その事実はマッチングアプリで出会っていなくても、もし奇跡的に出会えていたら友人くらいにはなれていたかもしれないという想像をさせるには十分だったからだ。

そんなこんなで話しているといつの間にか紅茶を飲み終わっていた

次はMOMAデザインストアに行く約束をした。
向こうがどこか行きたいところある?と聞いてくるので必死で絞り出した場所だった。
MOMAデザインストアに向かう途中、方向音痴な私は道に迷った

Googleマップに表示されている道の通りに歩くが、回りは見るからに住宅街だ。
こういう段取りが悪くて怒る男性もいる。私は叱られるのではないかとびくびくしていたが、向こうは笑っているだけだった。

到着後はデザインストア内を回った。

表参道デートにおすすめとネットで太鼓判を押されていたわりには、中は狭かった。
ただおもちゃから実用的なものまで変わったものが置いてあったのは覚えている。

中でレコードがかっこいいとか、ベッドサイドに置くような雑貨を見ながら快適な睡眠をとるにはどうしたら良いのかなど話しながら回った。

あっという間に見終わり、その後「少し歩いた先にいちょう並木が綺麗なところがあるから行こう」と誘われた。


この日は寒く、雨が降っていた。デザインストアを出るころには日は落ち、すっかり暗くなっていた。
悪天候の中でも行こうというのだから、よっぽど行きたいのだろう

なぜ行きたいかなど理由を聞かなくても分かった。
3回目のデートだ。社会人のデートでは3回目で告白する人が多い、というくだらないネットの記事を見たことがある。

さらに、デート前、友人にしゅうたのことを話してもいた。
鋭い友人は
「次、告白されるんじゃない?」と言っていたから察することができたのもある。

紅茶を飲んでいる時点で、私の気持ちは固まっていた。

デート中、自然に会話を楽しんでいた。しゅうたの話も面白かったし、なにより私のオタクくさいところを気に入ってくれていたのが嬉しかった。
木村良平とパク・ソジュンの話のときも、鬱陶しそうにしている素振りは全く見せなかった。

さらに、バチェラーデートでしゅうたと出会った後に5人会ったが、良いと思える人はいなかった。
むしろ、その5人と比べたら、しゅうたと
一緒にいる時間は楽しく、自分らしくいられるように感じていた。

寒いなか大分歩き、いちょう並木の場所へ到着した。
雨なので写真は撮らなかったが、少しまだ時期が早かったようで、最初は所々緑の葉っぱのままの部分もあった。
でも奥まで進んでみると、黄色く色が変わったいちょうたちが出迎えてくれた。

「綺麗だね」とありきたりな言葉を口にしてさらに歩く。

どのタイミングで切り出すのだろう。

そう思っていると、「奥までいくとさすがに戻ってくるの大変だから、このくらいで引き返そうか」と言われた。

綺麗に舗装された道、間隔をあけて置かれたベンチ、黄色いいちょうに囲まれた場所だった。

引き返しながら、「ももちゃんて今良いと思ってる人おるん?」と聞かれた。

きた。

素直に「いない」と答えた。
「俺もあと一人と食事に行ったけどその先は続いてなくて。もし今良い人いないなら付き合おうか。」

「好きです」とかじゃないんだ。遠回しな言い方に少しがっくりしたのは事実だったけれど、付き合いたいと思ってくれていることは嬉しかった。


しゅうたは不器用だ。この前自分でそう白状してきたのだから、間違いない。
王子様が言うようなセリフで女性を喜ばせるような術は持っていない。

そもそも、そんなことができていたら「俺は彼女できない」なんて友人に相談するわけがないのだ。
私も一時期彼に安心させてくれるような言葉を求めていた。でもできないことを求めても無駄だったし、彼は言葉より行動で気持ちを表すタイプの人間だった。


話を戻そう。

告白の返事は、どう返すのが正解なのか未だにわからない。

少しの間を置いて、「はい。よろしくお願いします」という言葉をやっと振り絞ることができた。
随分よそよそしい。でもそれしか思いつかなかった。

半年間頑張ってブログを続け、それなりに本を読んで語彙を集めているつもりではあったが、重要なときに限って言葉に詰まってしまう。
人生なんてそんなものだ。

いつも意図しないところで、思いもよらないことが起こる。その度に自分の気持ちを言葉で表そうとするが、そんな繊細で目に見えない、理解しきれていない感情など表現できるわけがない。ドラマのように人々の記憶に残るような台詞など出てこない。

「人生は後ろ向きにしか理解できないが、私たちは前を向いて生きるしかない」と私の愛読書に書いてあった。まさにこういうことなのだろう。

はたから見たらぎこちなかったが、今思い返せば、この言葉を振り絞っている瞬間が、この日は一番幸せに感じた。

ぎこちない告白と、ぎこちない返事。

不器用なのはしゅうただけでなく、私もだった。

不器用同士、奇跡的に意思の疎通に成功し、めでたく結ばれた。

告白を受け入れた後、途端に恥ずかしくなって黙り込んでしまった
あまりに私が黙り込んでいるので「まだ照れてるん?」としまいには呆れ
ていた。

そしてそのあとは一緒に食事をした。


しかし、表参道で油断は禁物だった。
食事するためにふらっと入った店はとてつもなく高く、向こうは愕然としていた。

結局夜ご飯は新宿まで戻って食べた。

新宿三丁目のカフェラボエムだ。
「君の名は」のモデルになった話はあまりにも有名すぎる。

しゅうたは表参道で良い店を見つけられなかったことを気にしていた。
怒ってないのに怒っているかしきりに確認してきた。
私は代わりの店を見つけてくれたから別にいいやくらいの気持ちだった。

過去どんな女性と付き合ってきたのだろう。方向音痴で段取りが下手だと叱られた経験でもあるのだろうか。

そんなこんなで食事をし、一緒に旅行してみたい、とか、お互いのタイプについて話した。

告白を受け入れたのになぜタイプを聞かれるのか不思議だった。
私は好きになった人がタイプなのだ。それ以外を求めるならしゅうたでなく別の人と付き合っている。
「一緒にいて楽な人が好きかな。…しゅうたのことだけど」と伝えた。大分私も浮かれている。

彼のタイプも多分話していたけれど、すっかり忘れてしまった。レモンサワー程度で忘れてしまう内容なのだから、酔った私は「なんだ、私のことじゃん」と思っただけだろう。

冷静に書くと本当に恥ずかしい。ただのバカップルだと思われてもなにも否定できない。

その日は遅かったので新宿駅まで一緒に戻って解散した。

続き↓

momokoara0402.hatenablog.com

 

人生酒場で、本当に人生が変わるなんて誰が想像できたんだか

会った次の週の土日はバチェラーデートを既に予約していた。
 
だからデートを予約していない次の週、LINEでしゅうたとまた会う約束をした。

その間は特にLINEのやり取りはなかったと思う。

とりあえず日程を押さえておけば良いだろうくらいに思っていた。

前回のデートの際、私が新大久保が好きだと言ったのを覚えてくれていてくれたようで、次は新大久保にしようと誘ってくれた。

この時点で、しゅうたが私をかなり気に入っていることは明らかだった

彼の地元から新大久保駅までは電車で30分かかることを知っていた。
嫌いな人のためにわざわざ日程を合わせ、30分も電車に揺られて来ようとは思わないだろう。
しかもご飯代は自分の奢りか、割り勘だ。女性である私が全て支払ってくれる可能性はほぼないと言って良い。
 
さらに体目的であれば自分の家の最寄りに呼び寄せるのがセオリーだ。わざわざ来るということは、体目的でないと思って良いということでもある。


そんなしゅうたの好意とは裏腹に、私はやっと新大久保で男性とデートできると張り切っていただけだった。

早速お店の候補を何個か送った。


その際送ったのはソジュハンザン、人生酒場、ネネチキンだった。

彼は一番インスタ映えする人生酒場にしようと言ってくれた。

これは後々知ったことだが、しゅうたは人混みが大嫌いだ。恐らく無理して来てくれたのだと思う。

当日。
私は仕事終わり慌てて化粧直しをして新大久保駅にしゅうたを迎えに行った。
正直言ってしまうと到着までに私はくたくたになっていた。

人ががちゃがちゃしている新大久保駅改札前でなんとか落ち合った
バチェラーデートで人に会いすぎて、しゅうたの顔はすぐに思い出せなかった。

向こうは一瞬私が素通りしたことに驚いたみたいだ。
当時はそれほどまでにしゅうたに興味を持ってなかったとも言える。

新大久保駅から店に向かう途中、「敬語だとよそよそしすぎるから、お互いタメ語で話しましょう」と言ってくれた。


前回のデートで「関西弁が好き」と言ったからだろうか。
それとも本当によそよそしいと思っただけだろうか。

たぶん言葉通り、仲良くなりたかっただけだと思う。
彼が発する言葉に深い意味などない。

私のように一つ一つの言動を掘り下げるようなことはしないのだ。いかにもパリピらしい。

しゅうたは大阪出身で、社会人から上京してきた。
学生時代は高校、大学と彼女がいたようで、華やかな学生生活を送ってきたようだ。

会社員になってからも同期に旅行に誘われてたりしているのを見ると、私より充実した社会人生活を送っているようにみえる。

敬語をやめると、彼は今日のようにペラペラの関西弁で話始めた。私も敬語をやめるとより親しみを感じた。


少し並んで、人生酒場に入った。
狭く、人がガチャガチャしている店だ。でも席が狭いのでデートにはぴったりだと思う。

ずっとここに男性と一緒に来るのが夢だった。

念願の夢が叶った私ははしゃいでいた。
でも、はしゃいでいたのは私だけではなかったようだ。


料理が来る前に、「写真撮る?」と聞かれた。
どう考えても2人で自撮りしようという意味だ。
付き合ってもないのだから普通は撮らないだろう。

大分浮かれているのかな?とも思ったが、まあ一枚くらいなら、と思って撮ってみた。
今思うと撮っておいて本当によかった。



席につき、早速お酒と料理を注文した。
彼はお酒が苦手だった。今思うとだいぶ無理している。

私たちはジャージャー麺、チヂミ、マッコリなど、大量の韓国料理を注文した。

頼みすぎて、半分くらい残してしまった。

しゅうたは女性の私と同じくらいアルコールには弱かった。

マッコリを一杯ずつ注文したけれど、2人とも3分の1くらいで酔っぱらってしまった。

今思ってみると、アルコールと関西弁の破壊力はすさまじい。

敬語のときはもちろん標準語だったが、関西弁に変わるとより親しみやすさを感じた。

男性と人生酒場に来れた私は向こうから見てもはしゃいでいるのがばればれだったようだ。

「ももちゃん、ずっとここ来たかったんやろ。来られてほんとよかったなあ」
酔いながらそう言う彼はどこからどう見ても幸せそうに見えた。

その表情はこの人は私の幸せを心から願ってくれているのかもしれない、と思わせるだけの威力、いや、説得力があった。
付き合う前の出来事の中で一番嬉しかったかもしれない。

その後、なぜか彼は私の貯金額を聞いてきた。
500万くらいだと答えると、「俺よりあるやん。今日は割り勘にして」と言われた。

ということで、今回は割り勘になった。

仕事終わりだったので二件目は行かずに解散した。

秀太は11月中に2回旅行の約束をしていたようだった。
なので次のデートは1ヶ月後の11月下旬になった。


その日は一度目のデートより楽しく感じたが、次のデートまでバチェラーデートせずにしゅうたとのデートを待つ選択はしなかった。

彼に付き合おうと言われたわけではない。
でももし次付き合おうと言われなかったら少し残念に思ってしまうくらいの気持ちだった。
さらに、これまで2回一緒に食事をしただけだった。
だから、一日一緒にいてみて居心地が良いか確認したいとも思っていた。

そのときは大して気持ちはないように感じていた。
でも今思うと告白されなかったら残念に思ってしまうことなどほぼ経験がない。
この時点で好きだったのだと思う。
ただ、前回あったAB型の男性に4回目のデート前に「君と付き合うつもりはない」と言われて傷つき、自分から告白する勇気がなかっただけだ。

そんな臆病な私はしゅうたが楽しく旅行している間、バチェラーデートでその後5人の男性と出会い、散々な目に遭った。

バチェラーレートは低評価をつけられ続け、自己肯定感が下がっていく毎日を送っていた。
3回目のバチェラーレートが出たときだった。

2回目よりもレートは下がり、遂に1をつけられた。

もう限界だった。良いと思える人に出会えず、自分の足りないところを思い知らされる日々。
そんな状況で冷静ではいられなかった。

目の前が真っ暗になり、また新たに恋人を探す気持ちにはなれなかった

しゅうたとの3回目のデートは、このレートが公開された日だった。
たぶん木曜日だったのだと思う。

今日告白されなければ、しばらくバチェラーデートを休会しよう。

そう決めていた。

続き↓

momokoara0402.hatenablog.com

 



 

ネガティブ女の花嫁修行

朝起きて筋トレしながら料理をする毎日を送っています。

 

言うまでもなく、筋トレは今まで通り問題なく継続できていました。

 

問題は、料理と掃除。

料理、掃除が嫌い、辛い、とずっと思い続けて日、月と休みが過ぎていきました。でも、案外やらなければいけないことが片付いていくと、気持ちが軽くなる感じもします。

 

あんなに嫌だったのに気づけばトイレ掃除まで済ませている自分がいました。

 

でもまだ料理のレベルは上がりません。

もう少し腕をあげるため、体温調理した鶏胸肉、鍋で少し茹でたささみをベースに、新しい料理にも挑戦してみよう。

 

そう思い、昨日は仕事から帰ってきて鯖の味噌煮を低温調理で作ってみました。

 

引っ越してから魚をスーパーで買うこと自体初めてです。

 

やる前は嫌で嫌でたまりませんでしたが、いざ始めてみると下処理は30分くらいで済んでいました。

 

味噌煮自体は調味料の配分を間違えてしまい、絶品とまではいきません。でもまあ食べれるからOK。

 

料理も、掃除も案外やってみると私の想像よりは大変ではなかったのかな。

 

どうやらネガティブな方向に想像力が働きやすいようです。

 

何事も、始めるまでが1番重要だよなあ。

 

それだけ分かっていれば、まあいいか。

 

原因不明のモヤモヤの正体は

最近、どうしてか分からないけれど、辛い。

やっと彼氏ができて、バチェラーデートを辞められた。

でも、なぜか苦しい。
交際から2週間経ちますが、ずっとモヤモヤしていました。

気づけば新しい出会いはなくなってしまった。毎週知らない誰かを会うことに、ワクワクを感じていた自分がいたのに。

スマホに改善点が送られてくることは無くなった。でもそれで終わりじゃない。
自分の家事能力の低さに劣等感を抱いたままです。
というのも、彼氏は私より家事が得意なようです。
私より時間がないはずなのに、どうしてそんなにできるんだろう。
仕事は定時で上がれているのに週一回の掃除機すらかけられない自分が本当に恥ずかしい。

さらに、一人暮らしでお付き合いしている身で、彼氏を家に絶対に招かないのもおかしい。
となると、家も常に綺麗にしておかなかなければいけない。

ずっと机とイスしかない家に住んでいました。私にとってはそれだけで十分でした。
でも誰かがくつろげるスペースを作るとしたら、また家具を追加しなければならない。

家事を完璧に行い、家を整え、さらに美しくなければいけない。

本当に、一人暮らししながらパートナーがいる人は凄い。
私はそうなれるのだろうか。

 

料理、家具の購入、組み立て、アクセサリー、服の購入に追われ、疲れ果てた私に自分の時間をとる余裕など全くありません。

さらに生理中もあってイライラし、この先彼女で居続ける自信も失ってしまった。


しかし先日、ゆっくりバチェラーを観る時間が取れ、さらにサブスクで見たい韓流ドラマを探すところまでたどり着けました。

次第にイライラはおさまっていきました。

 

私、こんなにやりたいことを我慢してたんだ。
どうして今まで気づかなかったんだろう。

家事も家具もおしゃれも重要だけど、私は、私でいなければ意味がない。

気づかぬうちに彼氏と自分を比べて苦しくなっていたようです。

 

こんなにやりたいことを我慢していれば、ストレスが溜まるのだって当然です。

 

別に、家事ができなくても、家に家具がなくても、おしゃれじゃなくても、

 

私が私でいられるなら、それでいいんじゃないか。それで合わなくて別れるなら仕方ない。

 

焦らず、できることから頑張っていこう。

 

気づかぬうちに自分を追い込みすぎていたようです。

そのことに気づけてよかった。

 

そんなことを思った日。