僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

幕引きまでのカウントダウン【マッチングアプリ:別れの匂わせ方】

私はマッチングアプリで出会った28歳男性、Mさんと別れを告げてきました。

Mさんとは、3回目のデートの約束をしていました。
3回目のデートは、「バンクシーって誰?展」と、「KAWS展」に行った後、代官山のアクイーユで夕食を食べる約束をしていました。

当日は、天王洲アイル駅に12時集合でした。当日、起きたときからかなり気持ちが沈んでいました。今日、Mさんを男性として見れないと伝えなければいけないからです。

Mさんとのデートで、見た目に磨きをかけたいと思えたことはありませんでした。今日も、同じでした。大体で化粧を済ませ、重い体を引きずって家を出ました。

ああ、別れを告げるって、こんな気持ちになるんだ。気が重いな。行きたくないな。断った際、ひどい言葉を掛けられる可能性だってある。傷つけられて、立ち直れなくなるかもしれない。

いつも、男性を振るときに思い出すことがあります。

4年前。大学生の頃。Tinderで出会った体目的の男性、Yさんともう今後会うつもりがないことを伝えに行きました。Yさんとは一度体の関係を持っていました。でも、セフレになるつもりは全くありませんでした。Yさんにそのことを伝えると、「せめてもう一度ヤらせろ」と言われたのです。本当に、ヤれれば誰だっていいんだ。頭では、理解していたつもりだったのに。私には、体しか価値がないのだろうか。改めて言われると傷つきました。

私は男性に別れを告げるとき、いつもそのときの思い出がフラッシュバックします。

Yさんとの詳しい話はこちらから。

momokoara0402.hatenablog.com


そんなことを考えていたら、あっという間に天王洲アイル駅にたどり着きました。

Mさんとは、駅の改札前で待ち合わせしていました。改札付近には、少し早めに着きました。少し改札付近で時間を潰していると、「着いたら連絡してね」とMさんから連絡が来ました。もうMさんは到着しているようでした。

行きたくない。今日は夜までだし、Mさんを振らなければいけない。体力をつけておこう。
そう思った私は、魔法のドリンクオロナミンCを買い、飲んでから改札に向かいました。



改札を出ると、やはりMさんが先に待っていました。

そして早速、「バンクシーって誰?展」に向かいました。
展示会が行われている寺田倉庫は、入場待ちの人でごった返していました。
入場まで30分ほど待ち、ようやく入れました。

それまでMさんとの会話は全く弾みませんでした。

並び始めて「ねえ、今週、忙しかったの?」と聞かれました。少し、怒っているような声色でした。Mさんが怒っている理由は、すぐに分かりました。

私はMさんに別れを告げると決めてから、LINEの返信を遅らせていました。

悩んだ末の決断でした。突然何の前触れもなくMさんを振ったら、ショックが大きいかもしれない、と思ったのです。なので、終わりを匂わせるために返信を遅らせていました。
気持ちの面でもすぐに返したくない、と思っていました。Mさんは私のことばかり考えていました。でも、私はMさんを男性として好きになっていませんでした。完全に、温度差が生まれていました。Mさんから連絡が来る度に、Mさんを好きになれない自分を責めていました。

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こういうとき、どうするのが正解なのだろう

罪悪感から逃れたいと思うあまり、トークルームを開かなくなっていたのです。

少し黙ってから、「月初だったからそれなりにね。まあ、定時には帰れていたけれど…」という矛盾した返事をしました。

Mさんは「そっか。なんか、忙しそうだな?と思ってさ」と言いました。忙しそうだな?の部分に圧を感じました。どう考えても、棘があるような言い方でした。

すると、やはりMさんは自分の仕事の話をし始めました。

以前にも聞いていましたが、今月は少し忙しい月になので、残業をしているとのことでした。

口にはしませんでしたが、「俺は忙しくても返信しているのに、どうして君は連絡を寄こさないんだ」と言いたいのでしょう。

でも全て、私の勝手な判断が招いた結果でした。

全て、甘んじて受け入れよう。今日は、そのために来たのだから。

そう自分に言い聞かせ、ぎすぎすした空気の中入場を待ちました。

ぎすぎすしながらもなんだかんだでMさんが話を振ってくれ、ようやくマイルドな雰囲気になりました。

そして、私たちが入場する番がやってきました。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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Mさんについてはこちらからどうぞ。

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