僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

セックスに依存していた私から、セックスできないから嫌われると思っている人に伝えたいこと【オタク女、恋をする。7】

付き合っている恋人がいるけれど、なんらかの事情でセックスできない、でも相手に嫌われたらどうしよう?

 

そう思ってしまう人は、少なくないと思います。かくいう私も昔は同じように悩んでいました。

 

でもぶっちゃけ、セックスにそこまでの価値はないし、したからと言って幸福度がずっと続くわけではないと思っています。だからむしろ、嫌われるのが嫌なくらい相手が大好きなら、セックス以外の言動で、好意を伝えてみてはいかがですか?

 

ここからなぜ私がそういう考えに至ったのか説明します。

 

この記事は、1dayインターンシップで一目惚れした超絶イケメンに告白し、初セックスした話【オタク女、恋をする。6】の続きです。ここでは、私の初めてできた彼氏、Iさんの話を書いています。もし気になる方は過去の記事もぜひ読んでみて下さい。

 

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私は、Iさんとホテルに行った後、最後までセックスが出来なかったことをすごく気にしていました。

 
私は彼女だし、Iさんは彼氏だから、体の関係をもつのはなにもおかしいことではありません。むしろ、私はIさんの彼女なのだから、Iさんの性的な欲求を解消できるのは、私だけなのではないか、と思っていました。なのに、私は痛くて最後まで出来なかった。彼女なのに。と、ずっと頭の中でぐるぐると考えていました。
 
それと同時に、Iさんとホテルに行った後、頻繁に下半身が疼くようになりました。あの時は痛かったから最後までできなかったのは仕方がなかったけど、なんだか、物足りないような、満たされないような感じがしていました。もしかして、最後まで出来たら、こんなふうに物足りないような気持ちにならず、満たされた気持ちになれるのかもしれない、と思いました。
私は、Iさんのためにも、自分の性的欲求を満たすためにも、Iさんと最後までなんとかやり切ろうと思いました。
 
そして、LINEで次もホテルに行こう、今度こそ最後までしようと伝えました。
 
そして、また後日、一緒にホテルに行きました。
余談ですが、Iさんはいつもお金がなかったので、いつもホテル代は割り勘でした。
まあ、それはどうなの、と思う人もいるかもしれませんが、当時は基本私がホテルに誘っていたので、半分出してもらえるならラッキーだなくらいにしか思っていませんでした。
 
Iさんとセックスするときは決まって部屋にあるテレビをぼーっと見てからキスしてそのまま…というような流れでした。
今回もなんとなくまた押し倒され、服を脱ぎ、前のように触られて私は満足していました。そして、下着を脱ぎ、Iさんは私の性器に指を入れようとしました。
 
でも、少し入っただけでもやっぱり痛くて、怖い、ちょっと待ってと言い、何回も止めてしまいました。当然、Iさんは戸惑っていました。私は最後までしようと言って今日誘っているのだから当然のことです。そして少し話し合った結果、あまり挿入を先延ばしにすると逆に痛かったり、怖かったりするだろうから手早く済ませよう、という結論に至り、引き続きIさんは指を入れました。
 
確か指一本は入りましたが、二本にすると全く入らなくなりました。
 
Iさんは、諦めた様子で、「もしかしたら君、子宮内膜症とか、不感症かもね。」と言いました。
全部私のせいなんだ。と思い、泣きはしませんでしたが、自分なりに頑張っていたつもりなので、ショックでした。
 
そう言われた私は、「そうかもしれない。ごめんね。」と素直に謝りました。
今考えると、Iさんが最低男にしか思えないのですが、まあ、IさんはIさんで私に振り回されて最後までできると思ってきたのに、結局今日も最後までできなかったのですから、呆れていたのもあるのかもしれません。
 
2回目を試みるも結局失敗に終わり、私たちは解散しました。
 
でも、帰り道、私は諦めていませんでした。Iさんと最後まで、なんとしてもしなければ、という思いで一杯でした。今思うと凄い執念です。
結局またIさんに、次もホテルに行こうと誘いました。
 
そして、またホテルに行くことになりました。
 
また同じようにホテルの近くで集合しました。いつもと同じようにコンビニに行ってコンドームを買い、飲み物を買ってホテルに入りました。私は、このコンビニでの買い物の時間が好きでした。性的欲求を満たせるというワクワクと、コンビニで水を買っているいつものIさんは、ホテルでのあの性に奔放になっている状態なんて想像もできないような普通の大学生でした。私はその通常時と、ホテルでのIさんのギャップに萌えていました。
そして、ホテルにチェックインし、中に入りました。
今思い出したのですが、いつも中に入った途端に「ああ、やっと静かなところで2人きりになれた。何にも邪魔されずに、2週間ぶりにIさんを自分のものにできる。」と喜んでいました。ホテルに入ると、Iさんを純粋に好きな私と、性的な快感を得たいと思う私のせめぎ合いが必ず起こっていました。こうやって思い返してみると、私以外にIさんが興味を引かれるもの、Iさんと外で話しているとき周りから聞こえてくる音、周囲の人の視線、とにかく私とIさん以外の全てのものが邪魔だと思っていたようです。私が毎回ホテルに誘っていたのは性的欲求ももちろんありますが、Iさんに自分のことだけを考えていてほしい、感じてほしいと思っていたからなのかもしれません。
 
これはIさんに限った話ではなく、今まで付き合ってきた彼氏全員に同じように思っていました。私はどちらかというと嫉妬するタイプではないと自分では思っていたのですが、自分がそうしているように、彼氏に四六時中私のことを考えていてほしい、だから常に2人だけの世界に連れて行ってしまいたいと思っていたようです。嫉妬しないどころか、むしろ自分を除いて彼氏が関心を持つもの全てに嫉妬するタイプだったようです。もちろん好きなことに没頭している彼氏も好きなんです。でもそう思う一方で、自分以外のことを彼氏に考えてほしくないという矛盾した気持ちも抱いていました。めんどくさい女日本代表ですね。確かに彼氏が出来づらいのも頷けます。
 
このとき私たちは既に就職活動が始まっており、2人ともスーツを着ていました。
 
スーツ姿のIさんは、やはりイケメンでした。そんなIさんに性的に興奮し、またいつものごとくIさんは私をベッドに押し倒しました。
Iさんは、「よし、今日こそは最後までしよう。」と笑顔で言いました。
今日は機嫌がいいみたいだ、と私は安心し、Iさんに身を委ねました。
 
そして、服を脱ぎ、胸を触られた後、Iさんは私の性器にまた指を入れました。既に2回入れているので指すんなり入りましたが、前回同様2本に増やすと痛くて入りませんでした。いつものIさんだったらその時点で諦めていたのですが、その日の絶好調だったIさんは一味違いました。うまく入らないことを後ろめたく思った私は、「ごめん…入らない…」と言いましたが、Iさんは、そんな私に構わず、「今日は途中でやめないよ。最後までするから。」と言いました。
Iさんのサディスティック(なのか?)目な言葉を聞いて、私は少し興奮していました。
 
Iさんは、痛がる私をなんとかなだめ、段々痛くなくなってくるはずだから、と言い、指2本入れ、私の性器を慣らしはじめました。痛いから一回抜いて、と何度かお願いしましたがここで入れといたほうが痛くないよ、とかうまいこと言われ、耐えているうちにいつの間にか3本入っていました。
 
Iさんはよし、そしたら挿れるね、と言い、コンドームを付けて男性器を私の中に入れました。でもそれでも先端しか入りませんでした。Iさんに、力を抜いて、足を開くように言われましたが、力はとりあえず抜けましたが、身体が硬すぎて足は自分で開けませんでした(笑)。Iさんは無理矢理私の足を開き、奥まで挿れはじめました。
 
そして、私はこれまで経験したことのないくらいの痛みに襲われました。痛すぎて、呼吸は次第に過呼吸になり、汗が全身から吹き出し、胸の方まで垂れ、耐えきれず私は泣いていました。Iさんは驚いていたようですが、「赤ちゃんを産むときみたいに、ヒッヒッフーって息をすれば痛くなくなるかもしれない。」と真顔で言いました。
私は涙目になりながら、「それ、本当なの?」と聞きましたが、実際耐えられないほど痛いし、他に方法はなさそうです。私は泣きながらIさんに言われた通り、ヒッヒッフーと息をしました。今想像すると地獄絵図ですね。よくお互いやる気失せなかったな。きっとそれだけ2人とも必死だったのでしょう(笑)。
 
すると過呼吸気味になっていたのが次第に落ち着き、痛みは確かに感じましたが、呼吸法を変える前より和らいできました。
Iさんはさらに深いところまで挿入し、ある一定のところまで入った時点で、痛くなくなりました。
 
そしてIさんに、「全部入ったから、もう大丈夫。」と言われ、私は安心しました。
 
私は奥に入りきっても何も感じませんでしたが、Iさんは違うようでした。
入りきった途端、口数が減り、息が荒くなり始めていました。
そしてIさんは、「動くよ」と言った後、見たことのない速さで男性器を動かし始めました。
 
終始私は何も感じず、なんでこんなにIさんは大変そうなことをしているのだろう?と思っていました。でもそんな私の考えとは裏腹に、Iさんはこれまで以上に息が荒くなり、明らかに気持ちよさそうでした。そして私は感じているIさんが可愛かったので、頭を抱きしめていました。
 
あっという間にIさんは絶頂に達しました。
 
この日、初めて、Iさんと全部し終わったのです。
確かに、満足感や幸福感はありました。でも、未遂に終わった1回目も同じくらいの幸福感でした。
 
そして、体の繋がりをもった私は、繋がりをもつ前と全く変わらず、Iさんとセックスをせずにいられなくなってしまったのです。でも、最後までIさんとでき、さらにIさんとのセックスの回数が増えたからと言って、私が幸せになったかというと、そうではありませんでした。
 
今振り返ってみると、彼女だから性行為が最後までできなければいけないとか、そういう考えに囚われる必要は全くなかったと思っています。
 
挿入が痛くてできなくても全く気にすることはないし、こんなにも急ぐ必要はないんじゃないか、と思います。それでも、彼氏と性行為ができないのが後ろめたい、とか気にしてしまう、とか思うのであれば、一度考えてみてください。
 
あなたは、ただ単に、性的欲求だけを満たしたかったから、最後までできなくて残念だ、と思っているのですか?それとも、最後までできなかった、だから彼氏に対する愛情がないと思われたらどうしよう、と気にしているのですか?
 
もし、後者だったら、私のように急いで挿入してくれとせがみ、何度もホテルに行くのではなく、そのまま、「最後までできなかったことをずっと気にしてしまうくらい、あなたのことが大好きなんだ」と伝えてみるのはどうでしょう。
 
当時自分で望んだことだし、済んだことだから言っても仕方がない、とも思うのですが、私はあのとき無理矢理挿入したことを後悔しています。
 
あのとき体験した痛み、息苦しさ、怖さ、辛さが、良い思い出になるどころかトラウマになってしまい、Iさんの後付き合った彼氏もいますが、挿入までできた人はいません。
 
それを愛がないからだ、と思う人もいるかもしれません。でも、そう思っている人に聞きたいです。あなたは、愛している人のためならどんな痛いことでも耐えられますか?男性の皆さん、逆の立場にたって考えたことがありますか?
彼氏に命の危険が迫っていて、挿入しなければ死ぬ状態なら、まだ必死になるのは分かります。でも、そうじゃないなら話は別です。私は、どんなに相手を愛していても、痛いのは嫌なんです。痛いのを我慢できるのと、相手への思いは必ずしもイコールではないと思っています。
こういうのってすぐしなきゃ死ぬものでもないし、できるだけトラウマなんてない方が良いと思います。
それに、性行為は子どもをつくるためにすることですし、子どもが欲しいわけじゃないなら、尚更急ぐ必要はないと思います。
 
だからもし、当時の私と同じように性行為ができないから、彼氏に嫌われるかもしれない、と思っている人がいたら、伝えたいです。
 
そんなの、できなくても大丈夫ですよ。その分、言葉でも、行動でもいいから、相手に好意とか、感謝とかを伝えてあげてください。それだけで、十分じゃないですか。