僕の傘を探しに

26歳OLの雑記

マッチングアプリで出会ったAmway勧誘者を通報した話9

この記事は、マッチングアプリで出会ったAmway勧誘者を通報した話8の続きです。

前回の記事はこちらからどうぞ。

 

momokoara0402.hatenablog.com

 

Aさんと別れた後、私はとにかく早く家に帰りたいと思っていました。

帰る途中、私は騙された恥ずかしさと悔しさで消えてしまいたいと思っていました。

でもそれと同時に、Aさんに騙されていたことをまだ受け入れられずにいました。

 

そんな中で、私にできることはなんだろうと考えました。

ふと、以前「彼女の名前は」という韓国の短編集の中の、「2番目の人」という話を思い出しました。この本は、一時日本でもかなり話題になった「82年生まれ、キム ジヨン」の著者であるチョ・ナムジュが書いた短編集です。この「2番目の人」では、職場でセクハラを受けた女性が、職を失ってもなお裁判で会社を訴え、戦い続ける話です。彼女がそこまでして裁判で訴え続けた理由は、自分と同じ被害に遭う人が今後出ないようにするためでした。それを読んで、いつかそんな生き方ができたらかっこいいなと思っていたのです。

 

私の周りには恋愛、結婚で悩む友達もいました。そんな風に悩みながら考え、勇気をもってマッチングアプリを使って行動に起こした人たちが私と同じ目に遭うなんて考えるだけで辛かったです。今は数年前とは違い、マッチングアプリを使用して交際に至るなんてよくある話です。昨日Aさんも別の女性と(おそらくAmway勧誘目的で)LINEのやり取りをしていましたし、ここで何かアクションを起こさなければ、絶対にまた悲しい思いをする人が出るのは明らかだと思いました。今度は私が声をあげるときが来た。そんな気がしました。

そこで思いついたのが、通報でした。

 

次の日は休みでした。目が覚めた私は、Aさんと関係が切れたことに絶望しながらも、ネットを駆使してどうしたらAさんとCさんを罰することができるのか考えました。いろいろ調べた結果、国民生活センター(消費者センター)もしくはAmwayの相談室、それに加えてwithの運営に連絡が必要だと分かりました。

 

まず、Aさんは交際する目的ではなく、最初からAmwayの勧誘目的で出会っており、これは間違いなくwithの利用規約違反です。しかも、LINEのやり取りでは好意があたかもあるようなメッセージを送って来ていたと思います(二人で遊びに行こうとか、会いたいとか)。やりとりしていた期間も3週間くらいあり、長かったためこちらも時間をかなり割かれています。マッチングアプリでこういう勧誘を何回か受けたことがありますが、ここまで期間が長く、好意をほのめかしてきているケースは初めてでした。私はwithのアプリから、withで出会った相手からAmwayの勧誘をうけたこと、勧誘前に通報を危惧して不自然な退会をした可能性があり、また再度アプリを使用する可能性があるため適切な処置をしてほしい旨を連絡しました。

 

その返事を待っている間、私は国民生活センターに連絡しました。Amway相談室に連絡して、もしまた無理矢理勧誘されたらと思うと怖かったからです。

国民生活センターの方は、会社に処罰を下したいのであれば国民生活センター、個人を罰してほしいのであればAmwayの方に連絡するように教えてくれました。私はとにかくAさんとCさんへの処罰を望んでいたため、Amway相談室に連絡することに決めました。それで勧誘をされたらまた国民生活センターに連絡しようと思いました。

 

そして早速Amway相談室に連絡しました。最初は受付係の女性が対応してくれました。勧誘をされることはなく、話している限りではごく普通のコールセンターのような印象を受けました。受付の女性はAさん、Cさんの情報を確認し、どんなことがあったのか確認してくれました。しかし、私がAさん、Cさんの勤め先や、住所等個人を特定できそうな情報をほぼ持っておらず、もしかしたら特定できないかもしれないと言われてしまいました。また調べて担当から折り返しますとのことでした。

 

2時間後、またAmwayの別の担当の方から電話がかかってきました。どうやら私が話したAさん、Cさんの情報で、なんとか個人の特定ができたようでした。担当の方はかなりよく話を聞いてくれました。Aさんとはマッチングアプリで知り合い、交際に至るどころか、Amwayの勧誘であることを隠されて何度も遊びに誘われ、昨日はお泊り会だと言われていたにも関わらずお泊り会は開催されず、Amwayの勧誘をされたこと、Aさん、Cさんを信用していたのにその信用を裏切られたことを全て打ち明けました。担当の方もお泊り会の日に突然Cさんが来れなくなり、Aさんが突然来ることになったという時点でドン引きしていました(Amwayはこういったクレームが多そうなのでそういう風に共感することで私のような被害者の怒りを抑えているのかもしれないとネットに書いてありましたが真偽は定かではないです…)。ただ電話の担当者の方も、家族にAmway会員がいて、そこからAmway商品を購入しているケースもあるのでブラインド勧誘はAmwayを営業する側も効率が悪いですと話していて、それは確かに一理あるな、と思いました。最終的に、Amwayの方からAさん、Cさんへ私からAmway相談室へ連絡があった旨を伝え、注意喚起をしますとのことでした。また、二人からは絶対に私に連絡しないよう伝えてくれるとも言ってくれました。無理矢理会員にさせられたわけでも、商品を買わされたわけではないので、とりあえずこれ以上は重く罰するのは難しいかな、と思い、私もその内容で納得しました。

 

夕方に、withからメールが届いており、「個人情報の関係でどう対処するかは伝えられないが、適切に処置します」という内容でした。まあ、Aさんは既に退会しているのでどうせすぐには再登録できないと思いますが…。アカウントが凍結されていることを願っています。

 

とにかく私にできることは全て終わり、あとはAさんを忘れるだけになりました。